ひつじさんぽ

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チューダー シラーズ セントラル ヴィクトリア 2018*お好み焼きと赤ワイン【ワイン日記】

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オーストラリア生活で頻繁に恋しくなるもののひとつ、お好み焼き。

日本にいる時よりも高頻度で「あぁ、おこのみやき~」となっています。なんというか、ソース味を欲するんですよね。

そんなお好み焼きを前提に探しに行ったワインについて書きました。

 

お好み焼きに合わせたいワイン

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我が家は現在11月のワイン旅で買ったワインがまだ豊富にあるのですが、おこのみソース味に耐えられるような(そしてなんでもない平日にキッチンドランカーになれるような手頃な)ワインがなかったので、キャベツ買いに行くついでにワインも見に行きました。

行き先はもちろんALDI。最高のコスパワインが手に入るお気に入りの酒売場です。

 

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お好みソースに合わせるには、濃さとある程度の甘さをワインにも求めなければいけません。白ワインだと酸味ばかり引き立ってしまいそうだし、エレガントなピノ・ノワールもちょっと心細いです。やっぱり狙うはアルコール度数高めで果実味に重きが置かれたメルローあたり?

でもこってり甘すぎるのは飲みたくないしなぁなどとレジ前のワイン棚の前をウロウロしていると、綺麗な顔をしたお姉さんが見事なFワードを吐き捨てながらワインをピックしてレジに向かいました。きっとお気に入りのALDIワインがなくなっちゃって悲しかったんだな、その気持ち分かります。

私はそこで悩むこと3分、決めたのは新顔のシラーズ、12.99ドルです。ALDIワインの価格帯では中の上くらい。日本円で1000円に収まります。

 

Tudor Shiraz Central Victoria 2018を飲みました

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いい塩梅のワインでありますようにと願いながら、帰宅してすぐ開けました。

正解!

シラーズらしいペッパー具合、お好みソースに寄り添う適度なコク、とりあえずワインだけ飲んでいても美味しい果実感。キャベツを刻みながらちびちびとグラス一杯を飲み干し、残りは食卓にて。

少し単調な味と言えばそうかもしれないけれど、ざっくり作る家庭のお好み焼きにはぴったりだったと思います。

甘くスパイシーなお好みソースとオーストラリアの濃いめのシラーズの組み合わせ、おすすめです。

 

ワインについて色々調べてみましたが、そもそもALDIで販売されているワインはオリジナル品のため、ALDI公式ウェブサイトのほんの少しの情報しかありませんでした。

もっといろんな情報が知れたら面白いのになぁと思いつつも、ALDIワインの醍醐味は私の周りのワインラバー(だけど毎度高級ワインばかり飲めないので安くて美味しいワインを探すプロ)たちとの口コミ交換だと思っています。

「今季のあのスパークリングなかなかウマい!」とか「あのピノ・ノワール値段の割にイケてる!」などなど、何度有力情報をいただいたことでしょうか。そんなワイン飲みたちにも、このシラーズは自信を持っておすすめしたいです。

 

オーソドックスなお好み焼きに合わせるならば、ジンファンデル(プリミティーボ)とかパッシメント(干しブドウワイン)なんかも良さそう!

 

お読みいただきありがとうございます。

 

 

一人でできる英語のスピーキング練習法『2分スピーチ』をやってみました

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カメの歩みで進む私の英語学習は、人が3週間で終わるところを3か月かけて進むようなペースです。

10月~11月頃、ひと月半ほど全く机に向かわなかったという堕落的な時期を経て、なんとか年内に終わらせた「2分スピーチ」というスピーキング練習法について書いてみたいと思います。

本当に3週間分の課題が3か月かかったので恥をさらすみたいですが、自分の学習の軌跡として残しておきたいのと、こんな人もいるんだとどなたかの励みになれば幸いです。

 

2分スピーチとは?

シアトルで英語コーチをされているさくらこさんという方が生み出した英語のスピーキング練習法。

【2分スピーチとは】
🌿自分が英語を話している様子を録画→改善出来る所を分析→調整(撮り直し)を繰り返してスピーキングを改善していく練習方法。

📌改善策を練る(Plan)
📌話している所を録画する(Do)
📌録画を見て直したい所を洗い出す(Check)
📌調整して撮り直す(Act)

というPDCAをゴリゴリ回すことで、効率よくスピーキング力アップが狙えます🔥♻️

完成した動画はTwitterで #2分スピーチ とハッシュタグを付けて投稿します。
(しなくてもOK!)

 

引用:最強の英語スピーキング上達法!2分スピーチのやり方 |

 

helloandgoodbyecraft.com

 

ブログには基本的なやり方や取り組むにあたってのマインドが記してありますが、細かなルールはないとのこと。そして、さくらこさんがTwitterで21日間分のお題シートを用意してくださいました。Twitterでは英語学習者の皆さんがそれに沿って毎日ひとつずつきちんとアップ。

私はと言いますと、目標は「自分のペースで、でも絶対に全部終わらせる」というゆるいものだったので、週2個くらいで進めました。

 

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さくらこさん、素敵なシートを作ってくださりありがとうございます!

 

時には日本語で言うのも難しいお題もありましたが、きちんと自分と向き合えるような素晴らしい21個。

これを原稿も書かずにスラスラと言えたらいいなと思い、試しに在豪5年の夫にもやらせてみたら、まぁ流暢にあることないこと喋っていました。「英語スピーチはないことも喋っちゃうのがポイント」とドヤ顔の夫も、過去にはIELTSのスピーキングで大変苦しい思いをしています。

 

2分スピーチをやってみて見つけた私なりの方法

全て終えた率直な感想は、とにかく苦しい21回でした。初日はボロボロ。たぶん2分間のうち累計1分間くらいは言葉が出てこず愕然としました。

今の私にはお題を見てすぐに喋りだすのは無理だと思い、まずは原稿を書いて始めることに。ノートに書いて夫にチェックしてもらい、何度も練習をしてから録画をする、という方法で続けること数回。10個目のお題あたりから少しずつ楽になってきたような気がします。

そしてその過程で、人にチェックしてもらわなくてもできるだけ正しい英語を話すためのツールを使い始めました。私が使ったのはこの2つです。

 

Grammarly

app.grammarly.com

 

自分の書いた文章に文法的な間違いがあると指摘してくれる優れもの。私はスマホにもこのアプリを入れていて、英文のメールを作る時なども間違いがあれば即座に注意をしてくれます。

まずはこのGrammarly上でスピーチの台本を作りました。スペルミスと冠詞抜けだらけでしたが、繰り返すことで冠詞に気を配る習慣ができました。(しかし日常で話す時にはまだまだ抜け落ちます。)

Grammarlyは月会費を払うと、スペルや文法だけでなく、読みやすさやワードチョイス等も見てくれるので検討中。

 

DeepL

www.deepl.com

 

ナチュラルな日本語に訳してくれる高性能翻訳アプリ。なるべく英文は英語のまま読もうと努力してますが、時々チートするとびっくりするほど高精度です。

私はこのアプリを、自分が書いてみた英文を翻訳してみるという方法で使ってみました。どんな英文もあれだけナチュラルな日本語になるのだから、私が書いた英文が変な風に訳されたらそれはそういうことだ、と思ったらビンゴ。とても流暢とは言い難い幼稚な日本語に訳されました。

自分の実力を思い知ったし、イングリッシュスピーカーにはこういう感じに聞こえてるんだろうな、と納得。オーストラリア生活でマイペースと図太さを身につけた私、ショックはそんなにないので上手く活用していきたいと思っています。

 

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新年には持ち越したくないと思い、全21回を終えたのは12月30日。

今思うのは、どんなペースでもこのアウトプットは続けよう!ということです。インプットの習慣は以外とついてきたけれど、アウトプットはかなり意識しないと厳しいのが現状。でもこうして一人でもできる2分スピーチは最高の方法だなと思います。まずは自分の録音を再度見直してもう一度第一回からやってみようかとも考えています。

 

それと私は自分のスピーチをどこにも投稿はできませんでした。今の自分を受け入れてSNSなどで投稿できる精神的な強さを持っていたら、もっと英語が伸びるんだろうと理解はしています。でもどうしてもできませんし、そんな自分も受け入れてます。

 

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古いスマホの不具合で途中から録画でなく録音になりましたが、一応やってたよという証拠画像。

 

おわりに

もうひとつ、新年に持ち越したくないと思っていた単語帳DUOの4周目も大晦日に無事終えました。

良かったらこちらも読んでください。

 

hitsuji-cozy.hatenablog.com

   

私にとって英語は、大切な人たちともっとたくさん話すため、必要な情報をもっと得るためのツールです。目的を見失わず、嫌になってやめることもなく長い目で続けていきたいと思っています。

 

 

オーストラリアのバルクショップ『the source BULK FOODS』で量り売りを使ってみました!

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2020年はプラスチックフリージュライという活動に出会い、使い捨てプラスチックを減らすように努めてきました。

カフェにはマイタンブラーを持っていき、みつろうラップやマイストローも取り入れ、日用品や食品はなるべくプラスチック容器でないものを選ぶように心がけること数か月。

今度は家に瓶の入れ物が増えてきました。

この瓶を使いまわせたら…という思いから、今までは少し抵抗があった量り売りのお店「the source BULK FOODS」を利用してみることに。とても綺麗で快適だったので、レポートしたいと思います。

 

hitsuji-cozy.hatenablog.com 

 

the source BULK FOODSについて

thesourcebulkfoods.com.au

 

バイロンベイにあるオーガニック食品店のオーナーが、素晴らしい製品なのに包装が過剰であることに疑問をもち、2012年に量り売りショップthe source BULK FOODSをオープンしました。

たくさんの顧客の支持を得て、今ではオーストラリアだけでなくニュージーランド・イギリス・アイルランドシンガポールにも展開しています。オーストラリアだけで62店舗、そのうち24店舗はニューサウスウェールズ州にあります。

 

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はじめてのバルクショップ体験をしてきました!

私が訪れたのはクローズネスト店です。お目当てのハチミツ用の瓶1つと、何か欲しくなった時のためにナッツが入っていた小瓶×2を持参。

店内は素晴らしく清潔に整っていて、量り売りって衛生的にどうなんだろう、という心配も薄れてきました。

 

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量り売りの手順

①店員さんに持参した入れ物の重さを量ってもらう。洗剤などの液体を購入したい場合は液体容量を量ってもらう。

②蓋にテープを貼り入れ物の重さを記入してくれるので、購入する商品を入れて5桁の商品番号を自分で記入する。(ハチミツや洗剤は店員さんにお願いした方が安心です。)

 

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③スコップは消毒済みのものを使い、使用後は所定の箱へ返却。


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④お会計!Thank you!

 

量り売りで心配に思っていた事

◆衛生面

今はコロナの影響もあり一回ずつスコップを変えることができますし、お借りしたペンですら消毒してから渡してくれます。「長所:Crazy Cleanliness」と夫にからかわれている私も「やってみよう!」と思えたくらいに綺麗な売場だったので、衛生面の心配はなくなりました。

◆価格

包装がないからと言ってスーパーより特に安いわけではありません。ただカゴにポイと商品を入れることに比べれば手間もかかるので、こういう買い物の仕方に納得しなければ継続は難しいかもしれません。

 

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実際に利用してみて

粉類、ナッツ、シリアル、お米、ドライフルーツ、チョコレート、アップルサイダーヴィネガー、ハチミツ、洗剤やシャンプー・リンスなどがビシッと整列する店内。

下調べをして計画的に利用すれば包装容器のゴミがずいぶん減らせるのではとワクワクしました。また好きな分だけ買えるので、帰国を控えている我が家は調味料等を少量で手に入れられるのが助かります。

入れ物は瓶に限らず、使いまわせるプラ容器や紙袋を持ってきている人もいました。また、お店にも簡易的な紙袋があるので、既製品のプラ包装よりもはるかに良いですね。

 

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私は今回無事にローカルの生ハチミツを詰めてもらい、無くなりかけていた食器用洗剤をお試しで少しと、バルクショップデビューの記念に大好きなコーヒービーンズチョコレートも購入。

もしこれをスーパーで買うとなると、ハチミツの瓶かプラ容器が一つ、洗剤のプラ容器が一つ、お菓子のプラ袋がひとつゴミになるわけです。

瓶を持って買い物に行くのは少し重いけど、心は軽くなった感じがします。

 

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おわりに 

人は生きている限りゴミを出しますし、バルクショップで買ったからといってバルクショップからもゴミは出ています。でも、売る側、作る側の工夫としてゴミの処理を行ってくれるこのような販売の仕方は素晴らしいなと思いました。

自分の意思の一つとして私は今後も利用していきたいです。

 

日本でも量り売りショップが増えたらいいなぁ。

 

追記…

その後もバルクショップは便利にリピートしています。

アップルサイダーヴィネガーや、

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お掃除に使うクエン酸など、

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容器持参で 便利に利用しています! 

 

スモール・エーカー・サイダー キャッツ パジャマ 2017*オーストラリアのヴィンテージサイダーを飲みました【シードル日記】

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このフェスティブシーズンは普段引きこもりぎみの私にはいそがしすぎるくらいイベントごとが多く、頻繁に外出してはどこかで何かを飲む日々。

でもやっぱり心落ち着くのは、おうちでの晩酌です。予定がなかった夜、先月のワイン旅で買ってきて楽しみにしていたサイダーを飲み、ほっと一息つきました。

 

シードル?サイダー?どっち?

サイダー(シードル)について良く知らなかったので、ウィキペディアを基にまとめてみました。

 

  • シードルは、リンゴ連リンゴ亜連に属する果実を発酵させて造られるアルコール飲料を意味する言葉として使われるため、ナシのシードル(ペアサイダー)なども存在する。
  • 発泡・非発泡、両方ある。
  • おおまかな造り方…熟したリンゴを収穫→圧搾機にかけ果汁を搾る→果汁をタンクや樽に入れる→リンゴの果皮に付いている天然の酵母の力で自然にアルコール発酵開始(現在は培養酵母を用いることも)→発酵・熟成を経てシードルが完成!(タンク内から瓶詰めまで密閉状態を保っておくと、発生する炭酸ガスがシードル内に溶け込んで発泡性のシードルとなる。)

 

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また、様々な国で造られそれぞれに呼び名が少し違います。

 

  • フランス…ブルターニュ地方とノルマンディー地方のシードルが特に有名。ブルターニュ地方の人が飲む場合は陶器のコップが使われたりする。
  • スペイン…アストゥリア州のシードラは、頭より高い位置のビンから、腰のあたりで持ったグラスに注ぐエスカンシアという独特な注ぎ方が特徴。(チャコリと同じかな?)そしてシードラを提供するバルをシドレリーアと言うそう。(近くで見たい、飲みたい!)また、バスク地方のシードラはサガルドと呼ばれる。
  • イギリスサイダーと呼ばれ口当たりが良いものが多い。パブでビアグラスで提供されたり、330mlの小瓶で販売されている。
  • ドイツアップフェルヴァインと呼ばれ、フランスのシードルとは区別され味も違う。
  • 日本…サイダーというとイメージは三ツ矢サイダーなのでシードルの名で認識されている。ニッカが造るシードルが有名。
  • スウェーデン…サイダー造りが盛んな国の一つだとか。

 

あれ、オーストラリアは…!?私の肌感覚からすると、オーストラリアもかなりサイダー造りが盛んなように思います。

やはりイギリスのサイダー文化に近く、ほとんどのブリュワリー(ビール生産者)が自らのブランドのサイダーを造り小瓶や缶で販売。パブやレストランにも必ずオンメニューされているので、「まだお昼だからまずはサイダーにするか!」という具合で私は飲んでいます。

味わいは軽やかでほんのり甘く、アルコール度数控えめの飲みやすいタイプ。しかし今回飲んだスモール・エーカーのサイダーは、いつものパブのサイダーとはまた別の魅力を持った独特のスタイルです。

 

また面白いことに、オーストラリアのサイダーにはCiderCyderという二つの表記があることが分かりました。ブリュワリー(ビール生産者)が造っているサイダーはCiderと記されたものがほとんど。スモール・エーカー・サイダーはCyderです。

調べてみると単にアメリカ英語とイギリス英語の違いとの説明もありましたが、イギリスのサイダーメーカーのウェブサイトで2つの違いを発見。

Ciderは工業的、Cyderはエキストラバージンオリーブオイルを造るように丁寧に造られ熟成させる、というようなことが書いてありました。

(もっとずばりと書いてあるので興味のある方は見てみてください⇒Is Cyder different to Cider?

イギリスにルーツのあるスモール・エーカー・サイダーは、丁寧な手造りであることへの誇りの「y」なのかなと勝手に解釈しました。

 

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シドニーの本格クレープリー「Four Frogs」では、陶器のカップでブルターニュのシードルを楽しむことができます。ガレットもとても美味しいです。

 

スモール・エーカー・サイダー キャッツ パジャマ2017を飲みました! 

www.smallacrescyder.com.au

 

定価は一本35ドルなのに、現地で買ったら6ドルのティスティング代を引いてくれちゃったという有難さ。 良年のみの生産、瓶内二次発酵、澱抜き後に出荷されるまさにシャンパーニュ・スタイルのシードルです。瓶にはボトルナンバーがふられていて、レア感があります。

 

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これを開ける日を本当に楽しみにしていたので、感動の再会を果たした気分です。

ビールくらい濃い色合いの液体には発泡がほとんど見えないのですが、口に含むときれいに溶け込んだ繊細な泡を感じます。改めて飲むと、ぐ~っと染みわたる旨みを感じ、やはり感じるビターな味わい。

スモール・エーカー・サイダーへの訪問時、少人数のティスティングルームで「このサイダーどんな感じ?」と聞かれて周りが口々に答える中で私は恐る恐る「ビ、ビター…」などと言ったら、隣のグループの女の子がうんうんと頷いて同意してくれて安心したことを思い出しました。

合わせるお料理は断然お魚よりお肉。ティスティングルームではチーズリゾットと合わせていただきましたが、この日はパルミジャーノをたっぷりかけたボロネーゼと飲んだら、それもすごく合いました。

ワインに比べるとシードルを飲んだ経験が少ないためか、色々考えるより先に、りんごを通じて大地の味をいただいているようなイメージが湧いてくる味です。りんごの果実の名残も楽しみつつ、シャキシャキとしたりんごからは想像もつかないような奥行と複雑味を感じ、たくさんの手間暇をかけられたのだろうと思い巡らせます。

また一つ、果実酒の魅力を知ることができたようで嬉しいです。

 

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オーストラリア・ニューサウスウェールズ州のオレンジという地で、地元のりんごを使いサイダーのみを造る唯一の生産者スモール・エーカー・サイダー。のどかな風景の中に造られたアットホームなティスティングルーム、素敵な経験ができるはずなのでぜひ訪れてみてください。

  

良かったら訪問記も読んでください!

  

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世界から見た日本について考え、そして出会った本『IKIGAI』

私のオーストラリア生活も一年半を過ぎ、二度目の年末がやってきました。日本への本帰国が見え始め、今後のことも色々と考えています。

最近よく思いを巡らせるのが、世界から見た日本について。そして、そんな時に出会った「IKIGAI」という本。私の中にある小さな違和感や自分がこれからどうありたいのか、今思っている事を上手く書ける自信はないけれど書いておきたいと思いパソコンを開きました。

なお、これはほんの一年半オーストラリアのある一都市で暮らした私が感じたことなので、偏りがあるかもしれません。

 

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様々な国の友達が褒めたたえる私の国

このクリスマスシーズンも友達と集まると、「ビザいつまで?その後どうするの?」というビザの話が必ず話題にあがりました。東南アジアや南米出身の友人たちは、私たちと同じように一時滞在ビザでオーストラリアに暮らす人がほとんど。大多数がビザを延ばすために試行錯誤しながら、この国に留まろうと努力しています。

「私たちは日本に帰ることに決めたよ」と言うと誰もが口々に答えます。「そうだよね、ここにいる必要ないよ。だって日本だもん!」と。そして、日本はあまりに綺麗に整った美しい国だと、自分の国と比べて言うのです。「どうしたら部下を日本人のように一生懸命働かせることができるのか?」と聞かれたこともあります。

私はその度に嬉しい気持ちと同時に、どうにも日本が美化されている気がして少々居心地を悪く感じていました。

 

秩序が保たれているように見えるのは、ガチガチのルールがある故に他人に厳しいからではないか。素晴らしいサービスが提供されるのは、誰かが必要以上に自己を犠牲にして頑張り過ぎているからではないか。

日本で働く外国人に対する酷い対応を見聞きしては胸を痛め、そうして日本人が格下と思っている(こんな表現使いたくないけれど実際そうだから酷いことが起きている)国の人々が流暢な英語を話し逞しく生きる姿を目の当たりにして感じる危機感。

 

やんわりとこのような話をしても、比べ物にならないほど自分の国はカオスだと、あなた達が私の国に来たら言葉が出ないほど驚くはずだと笑うのです。

 

一方で日本が嫌になってオーストラリアに移住した日本人もたくさん知っています。日本に憧れを抱いて暮らし始めたけれど、絶望して苦しい思いをしながら今もなお日本に住んでいる外国人も知っています。

 

私は、そのような日本で暮らすことが本当に幸せなのかすごく悩みました。かといってほんの2年弱の滞在では、日本と比べたオーストラリアの良い部分しか見えていないはずだとも理解しています。

 

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そして「IKIGAI」を読んだ

日本からの小包の中に、義父が忍ばせてくれた本です。恥ずかしながらベストセラーになったこの本を良く知らず、シドニーでも「IKIGAI」と表紙に書かれた本を何度か見ては、「ふーん、日本の本なのか…?」くらいにしか思っていませんでした。

脳科学者の茂木健一郎氏が「生きがい」について英語で考察をし書いた本「IKIGAI」。それが日本語訳となり日本で出版されたのが、今回義父から送られてきた本だったのです。

 

その本では「生きがい」というなんとも英語には訳すことのできない言葉の意味が、日本の歴史や文化を例に挙げながら説明されていました。なるほど、日本人の私でも気づかなかった美しさや持続可能性が日本にはあるのかもしれない。これを読んだ外国人はまた日本を過大評価するのではないかとも思ったけれど…。

なぜそんなに礼儀正しいのか、なぜそんなにも全てがオーガナイズされているのか、「なんでと言われても…」と思っていたことへの様々なルーツを知ることができたように思います。今まで何度も友人たちに聞かれてきたけれど上手く答えられないでいた「日本はどうして何度も何度も災害にあっても立ち直れるのか?」という問いへの考察もあり、本当に興味深かったです。

 

読了後、やはり自分の中に既にある日本人としての感覚のようなものを嬉しく思いました。そして、もやもやとしていた思考がすとんと心に落ちるような感覚。

また、生きがいを見つけるための一つとして記してあった、「ありのままの自分を受け入れられる=他者に対して決めつけない」ことを自分の中に取り入れたいと思うようになりました。

たぶんこの思考を本当に理解できれば、どこに暮らしどんな選択をしても自分軸の幸せを見つけられる、と感じています。そしてその自分軸の幸せが、他者を思いやる気持ちの余裕につながるはずです。

本のように綺麗なことばかりでないと思いつつも、その精神を目指し、私の友人たちが思っているような日本でありたいと強く願っています。

 

 

 

自分が外国人になって思うこと 

私はこの国ではれっきとした「外国人」です。 大きな差別は受けたことがないけれど、日本にいては感じなかった心細さや不安も感じ、嫌な思いも何度かしました。

それでも、私のバックグラウンドなんか関係なく助けてくれる人にもたくさん出会えたオーストラリア。日本に帰国してもし困っている外国人に出会ったら、見過ごすことは絶対しないと心に決めています。

異国の地での恩を誰かにお返しするため、美しい日本を体現するため、たった一人の私の行動から変えていきたいと思い、決意をここに表しました。

 

それにしても、偶然なのかあえてなのか、帰国を控えた私たちにこの本を送るとは、さすが読書家のお義父さん。

海外生活で何かに躓いてしまっている方、焦りや不安を感じている方がいたら、ぜひ読んでみてほしいです。

 

私は今後、英語でも読んでみたいと思っています。 

 

ロス・ヒル テンプラニーリョ 2019*クリスマスプディングと共に【ワイン日記】

先月、オーストラリア・ニューサウスウェールズ州のオレンジというワイン産地に小旅行に行きました。

そこで巡ったワイナリーの一つロス・ヒルで購入した赤ワインを飲みました。

 

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Ross Hill Tempranillo 2019

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産地 ニューサウスウェールズ州 オレンジ
品種 テンプラニーリョ
生産年 2019
タイプ 軽やかフルーティー
価格 25AUD

 

今年のクリスマスはこれを飲もう!と決めていて、ちょっとフライングの12月23日に飲むことができました。なぜクリスマスに飲もうと思ったかというと、ワイナリーを訪問した時にティスティングルームのお姉さんが「この香りは私にとってクリスマスフレーバーなの!」と言っていたからです。イギリスの伝統菓子「クリスマスプディング」を思わせる味なのだそう。

 

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クリスマスプディング(写真右)、食べたことなかったので買ってみました。かわいい布でラッピングされたクリスマスプディング、直径5センチほどのミニサイズですが、開封前から力強いスパイスの香りを発しています。

 

夜更けに始まったクリスマスワイン「ロス・ヒル テンプラニーリョ」を飲む会。

グラスに注いで最初に感じた香りは、強いコショウ感。ワイナリーでティスティングした時よりも、黒コショウのパワフルな香りを強く感じ、アルコールが高いだろうなと思わせるツンとした印象を受けました。(Alc 14.1%なので実際高め)

そしてとにかくワインの色が美しい赤色なんです。ワイナリー訪問記にも書きましたが、まさにクリスマスレッド。

飲んでみるとレッドカラントみたいな甘酸っぱい果実感で口の中がいっぱいになりました。ハツラツと明るくてチャーミングで、でもぼってり甘いわけではなく、ちょうどよいバランス感です。

私予想では10人中8人は美味しいって言うはず。

オーストラリアの夏のクリスマスに、家庭でシンプルに調理したエビとかチキンなどを食べながら気心の知れた仲間と飲むのに最適です。

 

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しかし私は「クリスマスプディングを思わせる」という表現が気になったので、クリスマスプディングと一緒に飲んでみました。クリスマスプディングを食べるのは初めての体験。半円形の焼き菓子は、カレー感すら感じるほど複雑なスパイスが濃く香っています。

 

そもそもクリスマスプディングとは何かと思い調べてみたら、日本のお雑煮を例にすると分かりやすいというようなことがウィキペディアに書いてありました。各家庭ごとに異なる味わいとレシピを持っているからだそうです。

基本の作り方はこちら。生パン粉と小麦粉、牛脂かバター、卵、砂糖、ブランデーなどにつけて柔らかくしたドライフルーツ、ナッツ類、香辛料(ナツメグ、シナモン、クローブなど)、ラム酒などの材料を混ぜ合わせて一晩寝かせ、生地をオーブンで焼き上げます。そして伝統的な工程では、家族全員で1回ずつ願い事を唱えながら生地をかき回すそうです。(半時計回りは縁起が悪いので必ず時計回りで。)

焼きあがったものは1か月ほど冷所で熟成させられ、寝かせている間に果物が発酵してアルコール分が増加します。この熟成期間が長いほどおいしいという説もあり、クリスマスプディングを食べ終わったらすぐに、来年のクリスマスプディングを作り始める、なんてことも言われているとか。

参考:クリスマスプディング - Wikipedia

 

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初めてのクリスマスプディングは、シュトーレンをもっともっとギュッと凝縮したような、強くて濃い味がしました。アルコール感、ドライフルーツの甘さ、多種スパイスの複雑味、生地の濃密な食感。

ワインが軽やかチャーミングタイプだったので一緒に飲んでも酸っぱくなるだけかも、と思って口に含んでみたらびっくり。ワインに元々あったスパイス感や果実味が幾重にも厚みを増して、倍々に広がっていくような素晴らしい感覚でした。

 

グラスに一杯分残して次の日に持ち越すと、初日に強かった黒コショウの香りは落ち着き、しっとりとしたワインに変わっていました。ブランデーケーキのような心地よい香りと、相変わらず美味しい甘酸っぱさ。

そしてたまたま偶然に、スペインのテンプラニーリョを飲む機会に恵まれたのでそれと飲み比べてみました。

 

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かなり雑な感想になりますが、2本のワインは限りなく似ていました。

感じたのは、スペインの方が少し落ち着いたお姉さんのイメージで、ロス・ヒルの方が明るい妹キャラ。

ブラインドでこの2本のワイン飲んだらどこの国のなんて言うかな、そもそもシラーズとか言っちゃうかもしれない、どっちでもいいよ美味しいもん、など夫と談義をしながらワイワイ楽しく2本のボトルを空にしました。

 

お読みいただきありがとうございます。良かったらロス・ヒルのワイナリー訪問記もどうぞ!

 

 

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オーストラリア生活でクリスマスプレゼントに悩む私のギフト選び

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クリスマス時期のちょっと憂鬱なお話です。

クリスマスプレゼントが少々面倒だと思っているのは私だけでないと思います。今年も何度「クリスマス プレゼント オーストラリア」などと検索したことでしょうか。

人付き合いが最低限の私たちでさえ、今年の12月はパーティーが5件。パーティーに招かれればプレゼントも用意されているのでこちらも手ぶらでは行けませんし、プレゼント交換が予告されていることもありかなり頭を悩ませました。

オーストラリアでのクリスマスプレゼントにまつわる体験を書いてみます。

 

 

シークレットサンタの厄介

オーストラリアならではのクリスマス文化の一つに、シークレットサンタというものがあります。グループ内のオーガナイザーが事前に予算を決め、誰が誰にプレゼントを渡すかを割り振り、当日に誰かが自分にプレゼントを用意してくれているというプレゼント交換の一種です。もちろん自分にも贈る相手が割り振られるので、その人を思いプレゼントを用意しなければなりません。

昨年は職場でこのイベントに参加しました。オーガナイザーからこんなメールが送られてきて、開くと贈る相手の名前が出てきます。

 

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アプリを開いてビクッとしました。贈る相手が、気が強くて苦手に思っていたオーストラリア人の女の子だったのです。

その子は日本食レストランに行くのが大好き、ということだけ話の中で分かっていたので、食器にも興味があったらいいなぁ…などと色々悩んで無印良品で買える波佐見焼の蕎麦猪口を2つ購入。予算まであと少しあったので、その中に抹茶のチョコレートを少し詰め、波佐見焼と蕎麦猪口の説明を英語で書いたカードも入れてラッピングしました。

こんなに悩んだプレゼントは久しぶりで、気力体力共にかなり消耗。少し経ってからその子は私だと気づき、嬉しかったと伝えてくれたので良かったです。

 

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私は、どなたかからハンドクリームをいただきました。25ドルのハンドクリームって高級でいいな、パッケージが可愛いから日本の友達へのお土産にしようかな、と何の気なしに調べた時に値段を見てしまったのです。そしてそれが今回のプレゼント予算の半額ほどだったことを知ってしまった切なさ。

たしかに25ドル以下という予算設定だったので間違ってはないけれど、予算ギリギリでやり繰りした私はなんとも言えない気持ちになりました。小さなグループならば誰からのプレゼントだったのか自然と答え合わせになりますが、私の部署はかなり人数が多かったため、自分のシークレットサンタが誰だったのか未だに知らないままです。

そんな感じで初めてのシークレットサンタ全く面白くなかったので、私は好きじゃありません。やっぱり贈り物は、大切な人にその人を想って用意したいです。

 

ちなみにこのシークレットサンタ、オーガナイザーから届いたメールでプレゼントのリクエストができました。夫がシークレットサンタをした時には、みんなに聞こえる独り言で「僕は腕時計がちょうど壊れちゃって…」と言ってたら無事に腕時計が届いたのだとか。もしまた機会があれば必ず言います。

 

ワインください!

 

クリスマスプレゼントに選んでみたもの

そんなわけで、去年は無印良品で日本の焼物を選んでみたり。今年はやっぱり、使って消えるもの、食べて無くなるものにしようと思い、シドニー市内のお店をいくつか周りました。

そして選んだプレゼントがこちらです。

 

キットカット・ショコラトリーのギフト

www.kitkat.com.au

 

今年7月にオープンしたキットカット専門店。

珍しいキットカットや高級キットカットなどプレゼントにできそうなパッケージのものがたくさんあります。チョコレートならまぁまぁ外れはないし、オープンしたばかりのお店だから話題性はあるかな、という考えです。

30ドルくらいから。

 

イソップのハンドソープ

www.aesop.com

 

超定番品、みかんの香りのハンドソープ。

家庭のある男性上司へ、このご時世にあって困らないハンドソープが普段より少し良いものだったら嬉しいかな、と思って選びました。

40ドル。

 

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スリーショコラティエのチョコレートギフト

threechocolatiers.com.au

 

このお店は、北海道の有名店みたいなフリーズドライの苺が入ったチョコレートが美味しいので、クリスマス以外にもよく利用します。コーヒービーンズが入ったビターチョコレートもお気に入り。

クリスマス限定でシャンパンやワインとセットになったギフトハンパ―もあり、自分に欲しいくらいです。数ドルの小袋から販売しているのでプチギフトにもおすすめです。

 

調味料ギフト

少し高級な食材店で、トリュフ塩ジャムを購入してラッピングしました。

今年の一番困ったプレゼントです。職場のクリスマス会でプレゼント交換をするから25〜30ドルで何か用意してとの連絡。

でもそのメンバーは性別・年齢・国籍バラバラ、しかもヴィーガンの人もいます。

ひとつだけ共通してるのはみんな食にはある程度興味があるということ。まとまりないけど、こんなギフトになりました。

 

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オーストラリアンチェリーのギフトボックス

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プレゼントというよりは手土産におすすめです。

クリスマスのホームパーティーに手土産として持ってきている方を見て、これ良い!と思い翌日にもあった別のパーティーに早速取り入れました。ヴィーガンのお宅でのパーティーもあるので、その時にも持っていきたいと思っています。

Woolworthなどのスーパーマーケットで一箱20ドルくらい。

後日、David Jones(デパート)でも見つけました。ちょっと高級感があり、スーパーよりも10ドル高いデパート価格。

 

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いただいて嬉しかったプレゼント

ギフトカード

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楽をしているようで、相手を一番に思った結果のプレゼントだと私は思っています。

誕生日に気持ちのこもったメッセージカードと共にいただいたのですが、「好きなことに使って」という気持ちが何よりも嬉しかったです。

ただ、シークレットサンタやプレゼント交換で渡すには味気ないのかな。

 

日本食材の詰め合わせ

無印良品の繰り返し使える布のプレゼント袋にどっさり詰められた日本食材。

ふりかけ(たらこ)、マルちゃん正麺、お煎餅、甘酒缶などなど日本にいたらスーパーで気軽に買えるものですが、オーストラリアでは狂喜乱舞です。今までで一番クリスマスらしくないけれど、一番興奮したプレゼントでした。

 

いただいて嬉しかったこちらの2つは同じ方からの贈り物。常に相手の立場に立って考えられる優しい方で、私もそうなりたいといつも思っています。

 

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おわりに

今年のクリスマスは、ゴミの少ないラッピングを選ぶとか、プラでないものを選ぶとかそういうことも取り入れたいと思っていました。しかしそこまでこだわれるほど時間も情報もなく、期限までにプレゼントを用意するだけで精一杯。

日本ではクリスマスプレゼントを贈り合うような職場ではなかったし、買い物も日本のようには行かず本当に疲弊しました。そもそも義理で行うようなクリスマスプレゼント文化はやめてしまいたいとも思うけれど、誘ってくれるだけ有難いのかなぁ。

こんな12月もオーストラリア生活の思い出の一つとなることでしょう。

 

お読みいただきありがとうございます!Happy Holidays!!

 

【ブリュワリー訪問記】マンリービーチの有名ブリュワリー 『4 PINES』 へ!

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シドニーの大人気スポット、マンリービーチ。

お酒大好きな私たち夫婦は、休日出かけるところに困ると「マンリー行く?」となり、それは「フォーパインズにビールを飲みに行こうよ!」を意味します。

そんなお気に入りのブリュワリー『4 PINES』で過ごす癒しのひとときをご紹介したいです。

 

4 PINES Manly Brew Pub

[公式サイト] 4 Pines Beer

 

バスのルートは少し面倒なので、サーキュラー・キーから30分ほどのフェリーで向かうのがおすすめ。フェリーは少し高いですが、公共交通機関とは思えないほど素敵な風景を見られるのが楽しいです。

マンリー・ワーフから歩いて5分ほど、PINE=マツの木が立ち並ぶ道沿いにブリュワリーがあります。

 

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ポップでおしゃれな店内は、日差しが気にならなければテラス席が気持ちいいです。外で飲むビールってなんでこんなに美味しいのでしょうか。

 

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定番のビールに加え、醸造チームが一度限り少量のみを実験的に造るKeller Doorというシリーズがあり、何度行っても飽きません。とは言え私はパッションフルーツ感満載のパシフィックエールが大好きなので、まずはそれで乾杯。

 

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4 PINESはお食事も充実しています。他のブリュワリーはキッチンカーなどでファストフードを販売している所が多いですが、ここではボリュームたっぷりのパブめしを食べることができました。

ここのタコス、ビール一杯では帰さないぞってこと?と思うほど辛いですが、本当に美味しいんです。

 

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ビーチで泳いだ後にビールとチップスでスナックタイムをするもよし、夕日を眺めながらビールを飲み夕飯を食べて帰るもよし、使い勝手が良くのんびりできて居心地抜群。

こんな素敵な4 PINESは、思わずグッズを買ってファンであることをアピールしたくなります。

 

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ほろ酔いの帰り道にはフェリーからこんな綺麗な夜景も見ることができます。

「行くとこないからマンリー行こうか」なんて話してたわりには充実した一日のクライマックスでした。

 

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帰国までに、あと3回は行きたいお気に入りの場所!

 

 

⇩他にもいろんなブリュワリーに行きました

hitsuji-cozy.hatenablog.comhitsuji-cozy.hatenablog.com

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