ひつじさんぽ

30代夫婦のシドニー暮らし × 留学・英語 × ワイン

日本とオーストラリアの海外遠距離結婚生活

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夫の留学期間中、東京とシドニーで過ごした約3年間の遠距離結婚生活を振り返ってみました。

 

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遠距離結婚生活をしていた期間

2016年7月に夫が留学を始めてから、2019年5月に私がシドニーに引っ越してくるまでの2年10か月間。「思い返すとあっという間でした!」なんて思えず本当に長かったです。

 

なぜ遠距離結婚生活を選んだのか

未知の経験の中で共倒れになることを避けるためです。夫は学生ビザでの渡航だったため就労制限があり、もしそのパートナービザで行った場合、私にも週に20時間しか働けない制限がありました。当時の私たちは、勢いで二人で行ってしまうことはできなかったのです。

 

遠距離結婚生活中のふたりの生活スタイル

夫は勉強三昧の毎日。勉強も大変だとは思いましたが生活費を早く稼いで欲しかったので、3か月目にはアルバイトを始めました。

私は自分が生活していければいい身軽な暮らしだったので、独身時代に戻ったかのように猛烈に働き、よく飲みたくさん遊んでました。この期間に一度転職もし、仕事の面だけ言えば悔いのない3年間だったと思います。

お互い忙しくしていたため、ラインは毎日していましたが電話は3~5日に一度くらいでした。

 

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一時帰国の朝にリクエストされた和朝食

遠距離結婚生活中に会った回数

この生活を始める前に、半年に一度は会えるようにしよう、と決めました。2年10か月の間に、夫の日本一時帰国が2回、私のシドニー訪問が3回、各平均2週間くらいの滞在でした。

お別れはとても寂しく思い出すだけで心がきゅっとします。今でも羽田空港やシドニー空港に行くと、なんでもないのに悲しい気持ちが蘇ってきます。

 

遠距離結婚生活中の思い出

結婚記念日や誕生日など、記念日のお祝いはライン電話でしていました。日にちと時間を決めてそれぞれ好きなもの用意して乾杯するという、オンラインパーティーです。

それから、夫の一時帰国中は帰宅するとごはんとお風呂ができていて、一家の大黒柱気分を味わいました。

 

遠距離結婚を続ける秘訣

それぞれが自立してお互いの生活を楽しむことと、何のためにこの生活を選んだかを忘れないことだと思います。

それと、お互い健康に気を付けることも重要。具合の悪い時に一人になるのも近くにいられないのも辛いことです。

 

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日本に帰国する日、夫のシェアハウスで泣きながら食べたチョコレート

私が日本に残ってよかったこと

日本の家族と夫をつなぐ架け橋になれたことです。特に夫の両親が完全に賛成ではないまま出発してしまったので、私を通しての近況報告などで疎遠になることは避けられました。また、友達や家族の冠婚葬祭に関わる色々も私が行うことができました。

お金の面では、私が正社員で働いていたため毎月の貯金も少々。多額の学費で通帳残高は減る一方だったので、貯金とは言わないかもしれません。

 

遠距離結婚生活をすべきだったか否か

仕事・お金・英語などの心配があり別々の暮らしを選びましたが、実際シドニーで暮らしてみて来ちゃえばなんとかなっていたかも、とも思いました。オーストラリアには夫婦共に学生だったり、どちらかの学生ビザで滞在しているというような人が世界中から来ています。

お互いそれぞれの場所で個々に生活した結果、夫は勉強に集中でき、私も少しキャリアを伸ばすことができ、その後シドニーで合流した時の生活がスムーズに始められたのは良かった点です。後悔はないですが、どうするのが最善だったかは未だに分かりません。 

この変わった生き方を選んだ以上、何があっても自分たちの責任だと考えていましたが、振り返るとやはり寂しかった気持ちがとても強いです。遠く離れて暮らすことはもうしたくないので、これからはちゃんと近くで、でもお互い自立した夫婦でいたいと思います。 

 

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