オーストラリアのスーパーには、たくさんの種類のリンゴが陳列されています。季節によりますが、先日見た時にはざっと8種類。
その中でも、オーストラリア原産でなんだかおしゃれな名前の「グラニースミス」と「ピンクレディー」をピックアップしてみました。また、私がかなり頻繁に仕込んでいる「リンゴのコンポート」の作り方もまとめました。
シードルのメーカー「Apple Thief アップルシフ」に使われているリンゴ
どうしてこの2種類をピックアップしたかというと、私の好きなシードルのメーカー「Apple Thief アップルシフ」が使っているリンゴだったからです。
このシードルはデザインがかわいくて、甘すぎなくて美味しいのでよく飲みます。実際どんな味のリンゴなのか食べてみたくなりました。
2種類のリンゴの特徴
グラニースミス Granny Smith
鮮やかな色をした青リンゴ。シャキッ、さくさくっとして、酸味が豊かなタイプです。皮も薄くてパリっとしているので、丸かじりしやすいリンゴでした。
グラニー・スミス=スミスおばあちゃんが発見したので、この名前がつけられたそうです。日本では、このリンゴの名前が付いた美味しいアップルパイのお店が有名です。
[参考サイト] グラニースミス/Granny Smith<青リンゴ:旬の果物百科
ピンクレディー Pink Lady
淡い赤色をした赤リンゴ。柔らかめの果肉で酸味が強くあまり美味しくない、なんて言われる品種だったのですが、私の食べたものはとっても甘かったんです。
長期間貯蔵でき、時間を置くことで酸味が和らぎ美味しくなるそうです。ちょうど食べ頃だったのかもしれません。
欧米では「恋人たちのリンゴ」と呼ばれ人気が高いそうですよ。
[参考サイト] ピンクレディー(Pink Lady)<リンゴの品種:旬の果物百科
オーストラリアではリンゴは基本丸かじり
暮らし始めてすぐの頃、ちまちまと皮をむいてくし形に切って食べていたのですが、「オーストラリアでそんな事しているのはきっと君だけだよ」と夫に言われました。それならば私も挑戦してみようと小ぶりのグラニースミスをかじってみると、それ以降皮をむくのがめんどくさくなってしまいました。
グラニースミスは会社の食堂にもいつも置かれていて、小腹が空くと取ってきてかじっています。なかなか慣れないこの生活で、唯一オーストラリアナイズされたのがリンゴの食べ方でした。
丸かじりだけでない美味しい食べ方 リンゴのコンポート
買ってきたリンゴがあまり美味しくないなと思った時は、コンポートがおすすめです。私は果物のジャムやコンポートが大好きで、わざわざリンゴを買ってきて週に2回くらい作っています。
品種は特にこだわらずその日に一番特売のものを選んでいますが、グラニースミスとピンクレディーは荷崩れしにくく、まさにコンポートやパイ、タルトに向いているそうです。
下記、自己流の大ざっぱな作り方です。
<材料>
- リンゴ好きなだけ(中くらいの大きさ2つくらいが作りやすいです)
- 水と砂糖…水300mlに砂糖40gを基本とし、鍋にいれてからリンゴがひたひたの水量になるよう、足りなければ増やしています
- レモン汁…なくても問題なし
<作り方>
- リンゴはよく洗ってくし形に8等分に切る(芯だけ取れば皮つきでもOK)
- 鍋にリンゴと砂糖と水を入れ弱火で火をつける
- そのうちにいい香りがしてくるので、蓋を開けて荷崩れしていないか見て火の加減をする
- 火をつけてから弱火でコトコト15~20分くらい、リンゴが柔らかくなっていればOK
- 火を止めてレモン汁を絞り、熱をとったらタッパーなどに煮汁と共に移し替え、冷蔵庫で冷やす
できあがりは、トロッと甘く美味しいデザートになりました。そのまま食べても美味しいですが、ヨーグルトと一緒に食べるのが好きです。
また、水でなく赤ワインで煮ると大人な味の赤ワインコンポートができあがります。特に煮ている時の香りが最高で、幸せな気分になりました。赤ワインは飲み残しのもので、分量に足りなかったので水を足して作りました。もちろん、白ワインでも可です。
デザートワインと合わせても美味しいよ!