英語学習苦戦中の私が、初めて一冊完走できた英単語帳『DUO3.0』。
この単語帳の素晴らしさは、英語上級者の方々がたくさん発信をされていますね。50周したという強者もいらっしゃったのでまだまだ足元にも及びませんが、3周の軌跡を振り返ってみたいと思います。(ただいま5週目)
DUO3.0とは?
日本の「いろは歌」をヒントに、現代英語の重要単語1572語と997語を重複なしで560本の英文に凝縮させました。
DUO3.0のすべての見出し英文は、米国の大学教授3名を含む15名のネイティヴと共に完成させた「暗記する価値のある例文」です。
引用:DUO3.0 What's DUO3.0?
単語帳というと、一つの例文に対して一つの重要語句しか覚えられなかったものが、DUO3.0は例文一つにいくつもの単語や熟語を含んでいる所がミソ。そしてナチュラルに使える例文であるというところもポイントです。
実際に使った私が気に入っている点は以下の3点です。
- 560文で単語1600個と熟語1000個を覚えられるお得感
- 例文に出てくるキャラクターが個性的で、少しドジな「Bob」に親近感
- 始めの方にある例文を見た時、「これは続けられるかも!」と思わせてくれた文のユニークさ
ちなみにそのお気に入り例文はこちら。
"Natto" smalls awful but tastes terrific.
納豆は臭いはひどいけれど味は最高。
引用:DUO3.0 例文8
友達と納豆の話になった時、試しに言ってみたことがあるんです。「ね~、そう聞くけどほんとなの~!?」とすんなり話が続いて嬉しかった記憶があります。間違いなく「暗記する価値のある例文」。
学習の振り返り
◆1周目
1日1セクション、 意味を理解しながらCDを真似て音読をし、最後にはシャドーイングできるようになるまで繰り返しました。私は、声に出す勉強法を信仰しています。
毎日やれば45日間で終わるところを、3日坊主を繰り返しながら3か月。ひたすら辛く苦しく、楽しくない日々。
この頃は単語を覚えた後にあるイメージが全く沸きませんでした。例えば「paralyze=~を麻痺させる」という単語を覚えて、使う場面がないのに「で、どうするの?」と卑屈な考え方をしていました。英語を学ぶのにそんな理屈は通じないと思えるようになったのは、もっともっと後の事です。
◆2周目
2周目は1周目と同じ方法で1日5セクションずつ進行。1周目はじっくりゆっくり進めていたので、もっとスピードアップし、できるだけ多く回数を重ねられるようにしました。1周目よりは明らかに辛さはなくなり、スラスラと英語を口に出せるようになったことを実感。それでも「完璧に覚えて脳に定着した」という感じは薄かったです。そこで考えた3周目。
◆3周目
1日1セクションずつ、CDを聞いて書き取りをしたあとに読む学習を取り入れました。(ディクテーションの勉強とは別物。)45セクション終え、分かったことがいくつかあります。
- 全く覚えていない単語や例文がはっきり浮き出てくる
- 覚えたと思っていた単語なのに「r」と「l」を平気で間違える=発音時に意識できてない
- 「a」や「the」の冠詞まで意識ができていない
このような気付きもありましたが、この単語帳での勉強法に書き取りは効率的ではないと思います。読んで読んで読みまくる、それが醍醐味でしょう。
3周してできるようになったこと
DUO3.0を3周して明らかに変わったことがいくつかあります。他の学習法も同時進行していたし、たまたま伸びる時期だったのかもしれません。しかし、上達を実感できたことが本当に嬉しく、しばらくは心折れずに頑張れます。
TOEIC710点
3周目の途中、TOEICみんなで模試を受験。
TOEICに特化した勉強はしていませんでしたが、目標の700点を超えることができました。DUO3.0の達成可能レベルはTOEICだと600~780点とのことなので、覚えた単語数はかなり増えたはずです。
英語の情報がすらりと読める
ポストに入っている自治体からの情報を読む時、飲んだワインの情報をウェブサイトで見る時、スマホでちょっとしたニュースを読む時、以前よりもスラスラ読めるようになっていることを実感しました。時々分からない単語が出てきても、何故か読み進められて大方内容を理解できる、という感覚です。
英語音声・英語字幕で映画が観られる
アニメやコメディ、ラブストーリーなど、あまり複雑でない映画は英語音声と英語字幕で観られるようになりました。大好きな裁判モノや殺人事件系は、専門用語が多くてセリフが多く、まだ厳しいです。字幕なしで観られるカッコイイ自分を想像するのが、勉強のモチベーションの一つ。
一年前に分からなかった単語が分かるようになっていた
一年前語学学校に通っていた時、覚えたい単語を電子辞書の単語帳に登録していました。それを見返したらほぼ分かりました。例えば以下のような単語です。
- determine
- stare
- massive
- lean
- involve
- excursion
- suspend
でも、覚えたようで自分の口からこの単語を使えるかというとそれはまだ難しいのが現状。
日常の中で時々DUO3.0の例文が出てくる
パジャマのTシャツを間違って後ろ前に着てしまった時、頭の中に鳴り響くのです。
"What are you chuckling about?" "Bob, you have your sweatshirt on backwards!" "Oups!"
引用:DUO3.0 例文506
また、何か単語を見た時に、「あぁこの単語はDUOの例文にあった!」と例文まるごと一個ソラで言えたりします。
突然「あれ?私こんな単語使えたよ!」っていう場面に出くわす
先日ある場面で自分の故郷の話になった時、「rural=地方の」という単語が口から出てきました。今までの私だったら「country」しか知らなかったのに、ビックリ嬉しい!!
それから、夫と英語2分スピーチをする際にも、「わぉ!! そんな単語使えるの~」と言われると得意気になります。
⇩2分スピーチも挑戦しました!
4周目以降の目標
覚えた単語数はかなり増えたはずですが、まだまだ「遭遇したら意味が分かるレベル」だと思っています。目指すは「自分の口から使えるレベル」。
4周目は、忘却曲線の話(⇒ もっと早く知りたかった!忘却曲線に沿った情報の効率的な暗記法)を聞いて、5セクションを5日間繰り返してから次の5セクションに進む、という方法を試しています。また、生活に取り入れたい表現は詳しく調べ、自分で使えそうな文章をノートに書き出すこともしています。
4周目が終わりました!
4日続けて頑張ったり、1か月ほどさぼったりしながら4周目も終えました。
昨晩、英語音声+英語字幕で洋画を観たのですが、「あ、これDUOに出てきたけどなんだったっけ…?」がまだまだあったので、このまま5周目も始めます。でも映画を見ていてスピードについていけるのと、分かる箇所はするりと理解できる感覚になってきました。 (観た映画は色気ムンムンのブラッド・ピットの肉体美と、幼さの残るオーランド・ブルームの美しい顔面が拝める「トロイ」です。)
おわりに
ひたすら単語帳をやってどうすればいいのか分からない、と嘆いていた過去の自分に言いたいです。
- 点と点がつながるのには時間を要する
- DUO3.0での勉強は、個々の単語を覚えているわけではなく、英語のリズムや表現方法など様々な点に役立っている
- できなかったら何度でもやればいい
苦しいながらに反復学習で明らかな変化を感じ、英語学習は継続する以外に道はないのだと腹を括れました。DUO3.0、ずっとずっと大切に使い続けます。
今日も英語学習に励むどなたか、一緒に頑張りましょう!!
お読みいただきありがとうございます。