エコライフを目指すための勉強や情報収集を始めています。
先日、脱プラ・ゴミ減生活を大幅に進められそうな「石鹸シャンプー」と「シャンプーバー」に関する記事を2つ書きました。そして気づいたことが一つ。
私はこの10年間、自分がその時に大事にしていたことや優先していたことが、全てシャンプー選びに表れていたのです。10年間の私とシャンプーの歩みを振り返ってみることにしました。
2011年頃 体調を崩したことをきっかけに経皮毒を知る
東日本大震災の頃のこと。私は社会人4年目を終えるところで体調を崩し、仕事を退職して一か月ほど実家に里帰りしていました。
毎日父母と過ごし、丁寧に作られたごはんを食べ体調は回復。その田舎暮らしでナチュラル志向が強くなっていき、様々な情報の中から知ったのが「経皮毒」です。
自分なりに勉強をした結果、固形石鹸で洗いクエン酸でリンスをする石鹸シャンプーに辿り着きます。
「固形石鹸で髪を洗うって大丈夫なの?」と一緒に温泉入った友達にドン引きされたことがあります。
しかし髪の調子はすこぶる良く、当時の合コンでは「髪質がめちゃくちゃ上品ですね」という、それほど髪が綺麗だったのか、それくらいしか褒めるとこがなかったのか、首をかしげたくなるようなコメントをいただいたことがあります。
その場では、石鹸をこすりつけて洗っているなんてことは言えず「へへ~」と笑っていましたが、「石鹸シャンプー最強じゃん!」と驚いた瞬間でした。
計5年程石鹸シャンプーを使い続けるのですが、また人生の転機が訪れます。
2016年頃 夫がひとりオーストラリア留学に出たことをきっかけに働きマンになる
2014年に結婚し2年半ほど経った頃、夫が一人で大学院留学へと旅立つことになりました。急に独身時代に戻ったかのような自由な生活を手に入れた私は、猛烈に働き存分に遊ぶようになりました。
シャンプーに関しては、石鹸一個とクエン酸リンスで完結している時点で十分ミニマルだったと思うのですが、寝る間も削って働き遊ぶような生活で、なんと「コンディショナーをして流す時間」すら省きたくなっていました。
その頃3年程お世話になっていたシャンプーがこちらです。
弱酸性で優しい成分ながら、泡立ちも◎。安価で、たいていのドラックストアには置かれていて、極めつけは「コンディショナーをしなくても良い!」のです。使い心地・成分・価格・購入しやすさのバランスが決め手となりました。
石鹸シャンプーへの挑戦を考えている方は、ノンシリコンのこのシャンプーを経由してもいいかもしれません。ゴミ減に関しても、コンディショナー分のボトルは減らせますし、この「詰め替え そのまま」を使えば詰め替え用の購入のみで済みます。
(私は後述のシャンプーバーを見つけるまでは、帰国したらこのセットで使おうと考えていました。)
2019年 シドニーへ引っ越し現地に馴染もうと格闘する日々
上記の牛乳石鹸シャンプーを数袋持って夫の暮らすシドニーにやって来ましたが、3か月程で在庫が切れます。その頃は「心も言葉も肌も髪も、早くオーストラリアに慣れなくてはいけない!!」と意気込み、今思うと少々疲れ気味でした。
オーガニック先進国のオーストラリアでは、優良成分の素晴らしいシャンプーがドラッグストアですぐに購入でき値段もお手頃。数種使う中でお気に入りを見つけるのですが、詰め替え用がなく毎回ボトルゴミが出てしまう事に少々心地悪さを感じていました。
2020年現在 オーストラリア生活2年目に入って新しく取り組みたいことが見えてきた
シドニー生活1年目は、慣れない生活に加え、シドニー大規模森林火災や新型コロナウイルスで気が滅入ることも多かったです。
2年目に入りブログを始め、少し周りに目を向ける余裕が出てきました。そんな中で出会った「プラスチックフリージュライ」という活動。この7月をきっかけに、脱プラスチック生活を心がけようと自分なりに取り組み始めています。
その視点で見つけたのがShampoo With A Purposeというシャンプーバーです。
このシャンプーは、この10年で出来上がったシャンプーの理想、
- シンプルで身体に悪くない成分(経皮毒に気を付けている)
- コンディショナーがいらない(節水意識+ズボラな性格ゆえ)
- バータイプ(プラスチックゴミを減らしたいから)
という3点を全てクリアしたものでした。
Shampoo With A Purposeは、紙箱に入ったシンプル素材の石鹸タイプ。 髪を洗い、泡をつけたまま身体と顔を洗い、上から一気に全部流せる爽快さ。お風呂タイム最短記録更新中です。
おわりに
たかがシャンプー、されどシャンプー。
美容意識からはかけ離れている私のシャンプー選びですが、今後も安全・簡単・エコというキーワードから外れることはないかな、と思っています。
お読みいただきありがとうございました。
⇩オーストラリアではこんなシャンプーも使いました