ひつじさんぽ

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レスプラスチックを目指して一年間で取り入れた事と今年の目標【Plastic Free July 2021】

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昨年6月、SNSでプラスチックフリージュライという運動を初めて知りました。一か月間使い捨てプラスチックの使用を減らそうという参加型エコ活動です。発祥は今私が暮らすオーストラリア。エコ意識の高いオーストラリアで生活を送る中で、純粋に私もチャレンジしてみようという気持ちになりました。

 

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そして一か月経過し、当初目標にしていたエコバック持参率100%とカフェへのマイカップ持参を達成することができました。

 

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そこから今日までの間、プラスチックを減らすために取り入れたことを振り返ってみました。プラスチックが減っていることも確かですが、モノや価格に振り回されることがなくなり、生活がよりシンプルで快適になったのも嬉しい点です。

 

 

みつろうラップとエコラップ

使い捨てラップの代わりにみつろうラップやシリコンラップを取り入れました。

みつろうラップは抗菌・保湿作用も期待できるそうで、野菜のもちが全然違います。人参、大根、キャベツ、なんでもくるっと包んでいます。

お手入れに洗剤は使えず冷たい水洗いのみなので、お肉には使えません。また酸にも弱いため、レモンやオレンジなどの柑橘類への使用も避けています。

 

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シリコンラップは、お皿にカバーする時に主に使っています。密着度も良く快適です。小さいサイズは半分に切ったレモンや玉ねぎに利用します。

あとは大小のお皿を上手く重ねて蓋代わりにし、簡単にカバーしたりもします。

 

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そもそもラップの質があまり良くないオーストラリアなので日本から持参したラップの残りを気にして使うストレスからも解放されました。時には使い捨てラップを使う場面もありますが、エコラップ導入前から比べると確実に減らすことができています。

 

シャンプーバー

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プラスチックボトル入りのシャンプーをやめました。オーストラリアには多くの種類のシャンプーバーがあるため、色々試してお気に入りを見つけました。

今はShampoo of the purposeのドライ・ダメージ用を使い、特にサラサラにしたい日にはエティークのコンディショナーバーを使う方法に落ち着いています。

 

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月経カップ布ナプキン

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生理用品に多量にプラスチックが含まれることを知り、使い捨てナプキンの使用をやめました。そこで取り入れた月経カップ布ナプキンがかなり使い勝手が良く、もう使い捨てナプキンを買う生活には戻りません。

 

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新聞紙ゴミ箱

バスルームにビニール袋をかけた小さなゴミ箱置いていましたが、生理用品を捨てることがなくなったのでやめました。その代わりに新聞紙で折ったゴミ箱を洗面台下の扉内に設置し、髪の毛などの細かなゴミを入れています。

 

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野菜売り場のビニールにも手を出さなくなり、調理時のゴミを集める袋もなくなったため、キッチンにも新聞紙ゴミ箱を設置。

新聞は取っていないので夫が職場の古新聞を時々もらってきてくれます。このゴミ箱を折るのもなかなか楽しかったりします。

 

⇩プラなし生活さんが紹介している中サイズと大サイズを作っています。

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洗濯ネットにコットン袋

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化繊の洗濯ネットから洗濯の度にマイクロプラスチックが出ているということを知り、徐々に布袋に切り替え始めています。導入時にオーガニックコットンの布袋を購入し、あとは家にあった大きめの綿袋なども使っています。

マイクロプラスチック対策は難しく、そもそも化繊の洋服(フリースやスポーツウエアなど)もあるので考え始めたらキリがないのですが、新しいものを購入する際には熟慮し徐々に自然素材に切り替えていけるようにしたいです。

 

てぬぐいで身体洗い

上記洗濯ネットと同様の理由で化繊の身体洗いタオルをやめ、家にあったてぬぐいを使ってみたら最高の使い心地だった、という結果に。クレンジングまでやめることができました。

 

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セルローススポンジ

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スポンジが古くなってこぼれ落ちたくずがマイクロプラスチックの原因になることを知り、食器洗い、洗面台掃除、お風呂場洗い用のスポンジをセルロースに変えました。トイレブラシはまだプラスチック…。

セルロースは植物の繊維でできた天然素材です。(ドギツイ色が少々気になっているけれど、いつものスーパーで手頃な価格で買えます。)天然素材とは言えかなり丈夫。乾きやすいのも良いです。

 

ソープナッツで洗濯

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毎回ゴミになる大きなプラスチックボトルが嫌になり、ソープナッツを取り入れてみました。ウールや麻などの自然素材も問題なく洗えるので、おしゃれ着洗いもやめました。ランドリーエリアもすっきりでとても気持ちが良いです。

 

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たくさんの種類の洗剤を買わない

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レクトリックウォッシングソーダというミラクルパウダーを見つけました。このウォッシングソーダは汎用性が高く、家じゅうの掃除、洗濯の補助剤としても使っています。

プラスチック袋に入って販売されていますが、これ一つで様々に使えるので、お風呂掃除、トイレ掃除、洗濯洗剤などたくさんのプラスチックボトル用品を買わずに済ませられるのが良いところだと思います。

 

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バルクショップの利用

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シドニーの各地にあるthe source BULK FOODSで容器持参で買い物をし、包装容器を減らすようにしています。ハチミツ、食器洗剤、掃除に使うクエン酸、(時々チョコレート)などはこのバルクショップで購入を繰り返しています。

 

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デンタルケアアイテムは失敗続き

竹製歯ブラシはヘッドが大きすぎて一日で諦めました。プラスチックのハンドルがない糸だけのフロスにもチャレンジしましたが上手くできません。(植物由来の素材やリサイクルプラスチックのものを選ぶようにしています。)今後も情報収集を続けていきます。

 

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プラスチックフリージュライ2021の目標

大きく変えられる所、成果が見えやすい場所は楽しく情報収集しながらレスプラスチックに取り組んでこられたこの一年。すでに持っているプラスチックはたくさんあるし、使える物は使っていこうという考えでもあります。

そんな中で今年の取り組みにしようと思うのが、プラスチック包装容器を減らすことです。

お菓子やパンの袋、お肉やお魚の入ったトレーなど日常で使うスーパーに溢れているプラスチック。野菜ははだか売りの物を選んだり、お肉やお魚もなるべく量り売りを使うようにしていますが、どうしても完全に無くすことは難しいです。

7月の取り組みを前に、6月の一か月間ソフトプラスチックをまとめておき重さを量ってみました。ソフトプラスチックなので、トレーなどは入っていません。いつもソフトプラスチックを一つの袋にまとめ、スーパーのリサイクルビン「Redcycle」に投入しているので、一か月間貯めてみた次第です。

2021年6月のソフトプラスチック量は215g。旅行で出た3日分は入っていないし、汚れが落とせない物は普通ゴミにしてしまっているので正確さには欠けますが、7月はこの215gを下回るのが目標です。プラスチック包装を避けて暮らす色々な方法を探ってみたいと思います。

 

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昨年レスプラスチックやレスウェイストを意識し始めた時、面倒に思われるかなと心配していた夫はすんなりと賛同してくれました。その時に夫が「人間だって死んだら土に還るのに、土に還らないものを人間が生み出してるって結構こわいことだよね」と言ったのが私の考えをよりシンプルにしてくれました。

プラスチックが便利なのは十分承知しているし、この先もプラスチックの恩恵を受けずに生きていくことはできません。プラスチックと分かっていても手を出してしまうのがプラスチックなのだと、プラスチックを意識するようになってから気が付きました。使い捨ててしまうものに関してはできる限り減らし、上手く付き合っていきたいと強く思っています。

 

www.plasticfreejuly.org