南オーストラリア州のワイン産地を巡る4泊5日の旅。4日目は当日の天気によりスケジュールを決めることになっていました。気温が34℃を超えなければ動物園でコアラの抱っこ体験をし、それ以上暑くなるようなら一日かけてアデレードヒルズのセラードア巡り、という予定です。
コアラに会いたい夫にとっては運良く、コアラよりワインの私にとってはあいにく、最高気温は29℃の予報。朝イチでアデレードヒルズの有名ワイナリーを一軒訪問し、午後は動物園で過ごすことになりました。
⇩バロッサヴァレーで過ごした3日目の日記はこちらです。
アデレードヒルズは、アデレード市内から東に30kmの場所にあるワイン産地です。標高が高く涼しい気候のため、赤も白も軽やかなスタイルが多く、スパークリングワインにも適した場所。アデレードヒルズと言えば、グリーンでフルーティーなソーヴィニヨン・ブランという印象があります。ピノ・ノワールも美味しいです。
⑩ショー・アンド・スミス Shaw + Smith
前日に宿泊したバロッサヴァレーから一時間ほどのドライブで到着。ブドウ畑に囲まれたモダンで美しいセラードアです。
このワイナリーは、マイケル・ヒル・スミスさんとマーティン・ショーさんという、いとこ同士のお二人によって創設されました。マイケルさんはオーストラリア初のマスターオブワインということでも有名です。
シドニーのレストランやホテルでもよくオンリストされているし、ワインショップにも必ずあります。間違いなく美味しいという信頼感もあるので、何度かお手土産などに使ったこともありました。
今回はショー・アンド・スミスの基本の5ワインをゆっくりティスティング。前夜にワインバーで飲み過ぎてしまった私たちですが、そんな二日酔いぎみの身体に染み渡るピュアでクリーンな味わいでした。ソーヴィニヨン・ブラン、リースリング、シャルドネ、ピノ・ノワール、シラーズ、全てはずれなく美味しい優等生で、それぞれの品種の一番良い所が引き出された感じです。
本日最初で最後のワイナリーということもあり、ティスティングにしてはしっかりの量を全部飲み干しました。その後セラードア周りのソーヴィニヨン・ブランの畑を見ながらお散歩。アデレードヒルズでの清々しい朝でした。
ゴージ・ワイルドライフパーク Gorge Wildlife Park
午後は山奥にある動物園「ゴージ・ワイルドライフパーク」へ。南オーストラリア州内でコアラを抱っこできる動物園の一つです。旅の前からKoala Encounterという15分間のアクティビティを予約して楽しみにしていました。（ニューサウスウェールズ州はコアラの抱っこが禁止されています。）
園内は一時間ほどで全て回れる広さで、森の中を少し整えたようなナチュラルな造りです。動物や鳥が近い距離で観察でき、入場券と一緒に購入したエサをあげることもできます。キリンもライオンもいないけれど、とっても温かみのある小さな動物園。コアラ抱っこの時間まで、ラクダやサルにエサをあげたり、野鳥を観察したりして過ごしました。
午後3時30分、（夫が）念願だったコアラとのご対面！かなり感激して、ニッコニコでした。
たしかにモフモフしてかわいいです。ひっきりなしにユーカリの葉っぱを食べているので、とっても良いにおい。
初めての抱っこ体験、私の顔はひきつってました。ベラちゃんが意外に重かったのと、ストレスだよね～ごめんね～、という気持ちになってしまい…。
一日20時間も寝ているというコアラさん、貴重な食事時間に私たちに会ってくれて本当にありがとう！
夕方アデレード市内に戻り、ホテルにチェックイン。夜はルーフトップバーで食事をし、この旅最後の夜を過ごしました。
最終日はマクラーレンベールへ！最後までセラードア巡りを楽しみます。
