ひつじさんぽ

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話題の「缶ワイン」を飲んでみました!Squealing Pig Spritzed Pinot Grigio / Spritzed Rosé【ワイン日記】

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少し前にTwitter界隈で話題になっていた「缶ワイン」を私も飲んでみました。

今回ボトルショップから連れ帰ったのは、Squealing Pig Winesというニュージーランドの微発泡ワイン。「鳴く豚」というユルさあふれるネーミング、私の生活にはぴったりのリラックスワインでした。

 

「缶ワイン」って流行っているの?

缶ワインは2019年頃にアメリカを中心に流行り始め、現在人気急上昇中だそうです。始まりは、オーストラリア・ビクトリア州のバロークス社。20年以上の研究開発の末、缶ワインが世に生み出されました。

ワインの強い酸が缶の金属を溶かし品質や風味を損なうことが問題となり、なかなか発展しなかった缶ワイン。バロークス社が缶の内側をコーティングするシステムを考案し、5年間品質を保つことに成功しました。

日本では2005年からこのバロークス社の缶ワインが販売されているそうです。

 

シャルドネのみを用いた上質な「缶入りブラン・ド・ブラン」

 

缶ワインのメリット

・遮光性や気密性に優れているために長期に渡って風味が長持ちする。

・スクリュータイプのものだと、外出先で飲み途中に蓋をして移動したり、時間を置いて飲んだりすることができる。

・グラスが必要ないために、外出先で手軽に飲むことができる。グラスを割る心配がない。

・アルミ缶は瓶に比べて再利用率が高いため環境に優しい。

・少しだけ飲みたい日にちょうど良い量(グラス2杯程度)で、飲みすぎ防止にもなる。

・カラフルでポップな見た目が親しみやすい!

 

引用元 : ブームの兆し!“缶入りワイン”の秘めた魅力 | エノテカ - ワインの読み物

 

「どうせボトル一本飲んでしまうし…」と今まではあまり興味がありませんでしたが、流行に乗じて私も2本飲んでみました。

 

Squealing Pig Spritzed Pinot Grigio / Spritzed Rosé

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アルコール度数は共に8.5%。甘口ワイン、とまではいかないものの、たっぷりとした果実味と甘さを感じます。

ピノ・グリージョの方は、青りんごのクリスプ感のあとに梨のような丸み感。

ロゼの方は、ラズベリーの甘酸っぱさとスプレーバラのような可愛らしさと華やかさ。

泡は穏やかでほんのり甘くあっという間に飲み干しました。

 

そしてベストマッチングフードを見つけました。

ハリボーグミ。

 

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休みの日、おやつにしようかな~と冷蔵庫からこの缶ワインを出して、グミーベアをつまみながらグビグビ。時々無性にしたくなる、最高にだらけた休日にぴったりです。

 ネガティブポイントは、1本250mlで8ドル(約600円)コスパが良いとはいえないところ。10ドル以内で買える美味しいワインをたくさん知っているので、少し高いかなぁと思ってしまうのも正直なところです。

 

hitsuji-cozy.hatenablog.com

  

ベストマッチングフードがハリボーグミなんて言ったら、生産者が気を悪くするだろうなとも考えましたが、それはなさそう。

Squealing Pig Winesは、リラックス感と遊び心満載の生産者でした。

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Squealing Pig Winesについて

www.squealingpig.com

 

ニュージーランドの南島で、女性醸造家のスプリング・ティムリンさんが手掛けるワイナリー。缶ワインだけでなく、通常の瓶入りワインやジンも造っています。

しかし、基本的なコンセプトは「気軽に楽しむワイン」のようです。

  • Who's got time to wait five years with wines this good? (誰がこの美味しいワインを5年も待つの?)
  • Relax, it's just wine!

と言ったメッセージが散りばめられた、愛らしくて茶目っ気たっぷりなホームページでした。

 

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また、ワイン一つ一つにマッチする映画とマッチするファッションが書かれているユーモアセンス。

ちなみに今回飲んだワインとのマッチングは以下の通りでした。 

 

◆水色缶のピノ・グリージョ

映画:マイティ・ソー バトルロイヤル(アクション/アドベンチャー

ファッション:デニムのショートパンツとスニーカー

◆ピンク缶のロゼ

映画:ズーランダー(コメディ)

ファッション:つば広の日よけ帽とアビエーターサングラス 

 

映画がマイナー過ぎて反応に困りますが、とにかくコメディ映画見ながらポップコーンとグミーベアで間違いなしと言う事です。

そして、" can be enjoyed straight from the can" とのことで缶のまま飲めますが、試してみたら少し苦みを感じました。ワイン自体の味が超シンプルなので、ほろ苦感も含め楽しめるワインなのかもしれません。

 

缶ワイン、「日本だったらどんな時に飲めるかな」と考えていたら、駅前のコンビニで缶ビールを買って終電まで数十分のお疲れ会をしていた時のことを思い出しました。

ほんの2年前の出来事、いい歳した大人がコンビニ前にたむろとは黒歴史に近いですが、居酒屋に行く時間もないほど忙しかったんです。あの時この缶ワインがあったら良かったなぁ。

 

⇩家に常備したら幸福度アップ間違いなし

 

⇩缶で飲む「ブラン・ド・ブラン」