ひつじさんぽ

30代夫婦のシドニー暮らし × 留学・英語 × ワイン

オーストラリアでワインの資格『WSET』に挑戦する

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私のシドニー生活、まもなく丸2年を迎えます。

当初の予定ではこちらの生活を仕舞い、日本へ完全帰国しているはずの4月。予定は未定、またしばらくオーストラリアに居残ることが決まり、かなり長めのふてくされ&ホームシック期間を経て、ようやく活力が戻ってきた今日この頃です。

このやる気が続いているうちに何か始めようと、ワインの資格「WSET」に挑戦することにしました。

 

WSET(ダブルセット)とは?

www.wsetglobal.com

 

WSET=Wine & Spirit Education Trustは1969年に設立された世界最大のワイン教育機関。ロンドンに本部を置き、現在70か国、15以上の言語で学習コースが提供されています。

コースはLevel1~Level4に分かれ、WSET認定校で開催される講座(通学orオンライン)を受けることが受験条件となり、独学では受験できません。Level1・2は受講条件はありませんが、Level3を受ける際にはLevel2を終了しているか同程度の知識を求められ、Level4に進むにはLevel3修了が必須となります。

難易度は、日本ソムリエ協会のソムリエ資格とWSETのLevel3が同程度のとのこと。しかし試験の傾向がだいぶ違い、ソムリエ試験は暗記事項が大変多いことに比べ、WSETは「なぜそう考えるか?」という論理性を求められるそうです。

また、ソムリエ資格は3年の実務経験こそ必要ですが(私が受けた頃は5年だったぞ!)独学でも受験可であることに対し、WSETは講座受講の必要やそれに伴う受講料がわりと高額であるという点も少しややこしいのかもしれません。

 

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私がWSETを受験しようと思った理由

ワインが大好きなので今後ワインを仕事にしてもしなくても、一生飲み続けるのは間違いないから、もう一度わくわく勉強したいなぁと思い受講を決めました。

また、オーストラリアで暮らすにあたりのらりくらりと英語の勉強をしているうちに、そろそろ「英語の勉強」でなく、「英語で勉強」をしたいと思ったことも理由の一つです。とは言え、WSETでは英語が第一言語でない受験者のスペルミスや文法ミス等は大目に見てもらえるそうで、少し安心しています。(日本在住の場合はLevel3までは日本語で受験ができます。)

日本のワイン教本はフランス語の用語が使われていることが多いのに対し、オーストラリアではほとんど耳にしません。例えば、ブルゴーニュバーガンディー、セパージュはグレープバラエティー、ピジャージュはプランジング、ルミアージュはリドリング、ボランジェはボリンジャー(ホントか!?)など、全然良い例が思いきませんが、きっと聞き逃したり理解してないことがたくさんあると思うので、オーストラリアにいるうちに英語で学びたいと思いました。

それから、私は2012年にソムリエ資格を取得しましたが、あの時暗記したいろんなことはほとんど覚えていません。(覚えることが多すぎて格付けシャトーの暗記は捨てて臨みました。)その後も色んな形でワインに触れあってきたけれど、感覚や暗記ではなく論理的な理解をし、ワインの不思議に少しでも近づきたいです。

 

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オーストラリアでWSETを受験するには?

オーストラリア国内では約30の機関がWSETコースを提供しています。私はSommeliers Australiaというウェブサイトから、シドニー市内で受講ができるスクールを探しました。

数か所の候補の中から今回の受講は、オンラインコースを提供していたWine in Tuitionというワインスクールに決定。

www.wineintuition.com

 

本当は通学で受講しシドニーのワイン好きさんたちと交流をしてみたかったのですが、どうにも仕事の都合がつかず断念。オンラインと自習で学び、受験のために一日だけスクールに訪問予定です。

シドニー市内で通学が可能ならば、下記2つのスクールも良さそうです。

thewinetip.com.au

www.sydneywineacademy.edu.au

 

コースはLevel2からスタートすることにしました。英語コースであることやソムリエ取得から10年近く経過していること、自分の脳みその衰え等を考慮し、もう一度初心に帰ろうと思ったのでした。

また、私が受講するスクールでは、Level3の申し込みにはLevel2修了もしくは同程度の知識があることをマスター・オブ・ワインに示す必要があり、ソムリエの合格証が手元にない状態でマスター・オブ・ワイン相手にどう説明したらよいものかと気後れしたのも、Level2スタートにした理由の一つ。

 

テキストが届きました!

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5月3日のスタートを前に、テキストが届きました。本の厚さはソムリエ教本の5分の1程度ではないでしょうか。ざっと中を見てみると、知識としてはついていけるかなという感じです。  

ワークブックの記述欄の多さに恐々としています。

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Level2オンラインコースの費用は850ドル。(日本円で68,000円ほど。)850ドル分ワインを飲む方が…という下世話な考えはやめにして、より深く味わうために楽しく学ぼうと思います。

まずは予習のためにテキストを読み進めます。試験に落ちても笑わないでくださいね。

 

目指せLevel2合格!いつかLevel3にも挑戦したいです!! 

 

また経過報告ができればと思います。お読みいただきありがとうございました。

 

hitsuji-cozy.hatenablog.com