ひつじさんぽ

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ワインの学習日記【WSET Level2】

WSETのLevel2をオンラインで受講中です。現在Week3で、黒ブドウ品種の学習に入りました。勉強の過程で思った、どうでもいい気づきを書いてみます。

 

WSETはダブリューエスイーティーと読む

日本語では「ダブルセット」などと言いますが、英語では「ダブリューエスイーティー」と言うので、初日にガイダンス動画を見た時に「えっ!」となりました。

以前ドイツ人ソムリエに「ダブルセット」と言ったけど通じなかった原因が分かりました。

 

hitsuji-cozy.hatenablog.com 

ワインを学ぶ=WSET?

レストランでの勤務中に起こった出来事です。

ワインの注文の仕方がとてもスマートなお客さまがいて、「おそらく只者じゃない…」と思いながらサーブしました。その後話が盛り上がって彼がイタリアのプーリア出身だと聞き、「私プリミティーボすごく好きです!」と話すと、すかさず「ダブリューエスイーティーで勉強したでしょ?」と聞かれました。(日本でワインの勉強して今WSET受講中だと答えました。)

私がワインをサーブする姿を見て「きちんとワインの勉強をした人だと思ったよ」と嬉しいことを言ってくれた彼は、なんと2ハットレストランのソムリエだったのですが、世界ではワインの勉強=WSETなのかな、と思った瞬間でした。

ちなみに、今のオンラインクラスメイトは既にホスピタリティ業界に10年以上とか、セラードアで働いているとか、ワイン造りをしているという方もたくさんいて、皆さんの探究心と向上心に私もやる気をいただいてます。

 

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複雑なワインほど高評価?なのがなかなか難しい点

WSETのテイスティングは、ソムリエ試験と違いワインを評価して結論を出さなければなりません。その評価は、Balance, Length/finish, Identifiable characteristics/intensit of flavours, Complexity という4つの項目に従って行われ、poor - acceptable - good - very good - outstanding と結論付けます。

はっきりとしたキャラクターがあったり複雑なワインほど高評価になるようで、先生にも質問すると基本的にその通りだとおっしゃっていました。

例えば樽ありと樽なしのシャルドネを比べると香りが豊かに感じる樽ありの方が評価が高かったり、リフレッシングな白とアロマティックな白を比べると個性をしっかりとれるアロマティックな方が良いワインとなる傾向があり、その辺りがまだ釈然としていません。

自分の好みではなく客観的に、というのは理解していますが、「ワインならたいていおいしい」という寛容な舌なので厳しい評価をするのは難しいなと感じ、やはりWSETはワインのプロを目指す資格なのだなぁ…としみじみ思っています。

シンプルなワインだってすごく美味しいから、acceptableなんて言うのがちょっと気が引けちゃう。

 

hitsuji-cozy.hatenablog.com

 

テイスティングのワイン選びについて

WSET Level2は誰でも受講ができるのですが、全くの初心者だとテイスティングのワイン選びがかなり難しいだろうなぁと思います。

例えば最初のテイスティング課題が、An aromatic white wine / A lightly-flavoured, unoaked dry white wine とかだったので、十数年前の私だったら何を選べばいいか分からなかっただろうと思います。(Level1を修了すれば自分で選べる知識がつくということですね!)

逆ににわか知識のある今の私は、「特徴のはっきりしたワインじゃないとテイスティングに向かないかも…」など、味の想像がつくようなワインをあえて選ぼうとしたりします。

また前回は、同ブドウ品種で樽ありと樽なしの比較という課題を出されると、「んー、シャルドネだとありきたりだし、せっかくだからハンターセミヨンの樽ありと樽なしで比較したい!」と意気込んでみたり。結局街のワインショップで樽ありのセミヨン見つけられずシャルドネを2本買って帰ってくるという結果になりました。

(ハンターセミヨンは通常樽を効かせないで造られます。私がいつだかハンターヴァレーで飲んだナッティーでコクありのセミヨンは、樽でなくおそらく熟成によるものだったと後日思い出しました。教科書によると、バロッサのセミヨンはoak-maturedのものがあるそうですが、まだ飲んだことありません。)

オンラインクラスでは私と同じように考え、シュナンブランの比較をしていた方もいて、大変興味深かったです。

ワイン教材の買い物、とても楽しい!

 

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午前10時の酔いの速さ

仕事と学習スケジュールの兼ね合いで、毎週火曜か水曜の勤務前、午前10時頃にテイスティングをしています。2~4種類のワインを試飲+α 飲んじゃうんですよね。すると明らかに夜飲むより酔いの周りが速いんです。

以前、お医者さんから昼飲みは夜飲みより酔いが何倍か早いという話を聞いたことがあり、ちょっと調べてみました。こんなコラムを発見。

 

e-kensin.net

 

アルコールは肝臓で分解され、その時に必要な酵素の量が一日の間に変動するのだとか。朝から昼は酵素量が少ないためアルコールが体内に残ったままになる、ということだそうです。やっぱり昼飲みは控えないと…。

昼寝をはさみ出かけるのですが、朝からちょっと飲んじゃってることは職場には内緒です。でもオーストラリアって明らかに仕事中の人、ビールとか飲んでます。

 

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今週は、A red wine with high tannins and high acidity / A red wine with low tannins のティスティングを終えて提出しました。コート・デュ・ローヌから始め、ボルドーのティスティングを終えたあとに最初のワインに戻ったら、香りや味わいの印象が全く変わっていて、もう自分が信じられません。(と、先生にも助けを求めました。)

そして、教科書の英文を音読しなければ頭に入ってこないという強いクセを試験までに直さなければと焦っています。

 

WSETの勉強はとっても楽しい ♪ チャレンジして良かった!

 

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