ひつじさんぽ

30代夫婦のシドニー暮らし × 留学・英語 × ワイン

帰国から一年半、ひっそりと更新してみる

帰国してから一年半が過ぎました。ひっそり更新してみます。

現在私は、縁もゆかりもない京都に暮らしています。京都は今、シドニーかと思うくらい街は多国籍な観光客で溢れ、至る所から英語やスペイン語が聞こえてきます。外国の方が多すぎて、観光客の皆さんは本当に日本を楽しめているのか少々心配です。

 

3年と少しの海外暮らしを経て、私は日々、美味しい漬物やちくわ、冷凍されていない納豆、種類豊富な豆腐やお味噌が簡単に手に入る喜びを感じています。逆に、シドニーのカフェにあるバカでかいクロワッサンやマフィン、あまーいタスマニアンチェリーと安くて美味しいマンゴー、チーズとワインとビールは非常に恋しい。

食って本当に大事ですよね。

 

帰国してすぐに仕事も見つかりました。海外帰りで英語ができると重宝され、英語に対するコンプレックスもなくなりました。なんか自慢みたいになってますが、海外で英語を使うのと日本で英語を使うのはハードルの高さが全然違いました。使う量はぐんと減ってしまったので、細々と学びを続けていきます。

6年も日本を離れた夫は社会復帰できるのかとだいぶ心配したのですが、あっという間に社畜に戻りました。ただ、経験値があがったおかげでだいぶ生きやすくなったようで、言いたいことをきちんと伝えながらさっぱりと仕事をしているように思います。

また、LinkedInなどを通し夫が卒業した大学院に行きたいという青年たちから何人か連絡が来て、相談に乗ってあげるようなこともしているみたいです。若者よ、聞くと見るとは大違い。ぜひ行ってみるがいいよ!

年の功もあるかもしれないけれど、二人とも自分軸が定まってだいぶ快適に暮らしています。

 

日本と海外(私たちの場合はオーストラリア)を比べると、もちろん良いことも悪いことも出てきます。オーストラリアののびのびとした空気が恋しくなったり、「だから日本は…!」と思うこともありますが、シドニーにいた時には「だからオーストラリアは…!」と声を荒げていたこともありました。

ひとつ言いたいことは、日本のネット通販や宅配業者の皆さまはもう少しゆっくり仕事して大丈夫です。翌日届かなくても良いですし、早すぎて申し訳なくなります。

ただただ今ある穏やかな環境に感謝する毎日です。吾唯足知。

 

帰国してしばらくの間、去年の今頃は…とグーグルフォトを見返すのがマイブームになりました。去年の正月はマンリービーチかぁ、去年の今頃はバロッサで一日中酔っぱらってたな、去年の今日はインディアンパシフィック号でパースに出発した日だ!というように。

そして「去年の今日は日本に帰国した日」を迎える数週間前、まさかの妊娠が発覚しました。帰国してもう一年か…と少し寂しく感じていたので、そんなことを吹っ飛ばすような大事件でした。

ブログにこそ書かなかったものの、なかなか授かれずにシドニーで病院に行ってみたりもしました。ハッキリとした原因はわからず、治療にも踏み切れないまま帰国。38歳の誕生日ですっかり諦め、DINKSを謳歌しようとイタリア旅行の計画を立てていた時でした。

人生は何が起こるか分からない。なかなかの高齢出産で産まれるまで何が起こるか分からないですが、来月の出産に向けて準備を進めているところです。

 

このブログもまだ読んでくださる方がいるようなので、そのまま残しておくことにしました。時々自分でも開いてみると大変懐かしいです。

インディアンパシフィック号の記事、読んでくださる方が多いんですよ!やっぱり人は旅をせずにはいられない♪

 

生活が落ち着いたらシドニーに遊びに行って「ここが私のアナザースカイ!」と言うのが今の楽しみです。

 

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