あと2回寝たらお正月。シドニーではまだクリスマスツリーが飾られています。
「歳を重ねるごとに一年が早くなる」とよく言われますが、2021年は今までで一番早く過ぎ去った感じがしています。一年の約3分の1がロックダウン生活だったからかもしれません。
昨年の大晦日には「これがオーストラリアで最後の年越しだなぁ」なんて言いながら花火を見たのに、結局まだいます。帰国予定だった時期に日本でのコロナ感染状況が思わしくなく、当時は安全だったシドニーでもう少し暮らそうという判断をしたのです。
しかしその数か月後には長期ロックダウン。現在のこちらの状況も決して良いとは言えず、もう感染症に振り回されるのはやめようと思っています。
そんな2021年でしたが、前半には旅行やおでかけを楽しむことができました。
1月はハンターヴァレーへワイン旅。収穫間近のブドウ畑を見てきました。
3月はシドニーハーバーに浮かぶ特設舞台でのオペラ鑑賞。鳥肌級の素晴らしさでした。2022年も同時期に「オペラ座の怪人」の公演が予定されているので、必ず行きたいです。
6月には念願のウルル旅行へ行きました。そこで見た壮大な景色の数々、一生忘れません。
ウルル旅行の翌週からデルタ株蔓延によるロックダウンに突入。そこから106日間、美容室にも行けず夫の髪を刈ったのも、まぁ良い思い出です。
あまりに時間がたくさんあったので、私はワインの資格に挑戦しました。（未だに結果を待っています。）
ロックダウン終了から2か月経った今は、ロックダウン中とは非にならないほど感染者が爆増してしまいました。しかし政府の見解は「with COVID-19」ということなのでしょう。今後のロックダウンはない、といようなニュースもよく見ます。（2021.12.30現在。）
そして数日前、日本から大変嬉しい出会いがありました！私たちのシドニー暮らしは夫の社会人留学から始まったのですが、同じ学校に入学する予定の方がLinkedInで夫を見つけて連絡をくださったのです。
聞けばその方も当時の私たちとすごく似た状況（ご結婚されていることや年齢、職歴など）で、同じように悩み、同じ目標を持っている方でした。何度かのメッセージのやり取りをし、私のブログも読んでくださり、先日ついにzoomで初めましてをすることができたのです。
夫も私もお話をしていく中で刺激になることがたくさんあり、できる限りお手伝いしたいという気持ちでいます。まもなく仕舞おうかと思っている私たちのシドニー暮らしを、一から始めるご夫婦がいるのかと思うとなんとも感慨深いです。微力ながらブログに書き残しておいて良かったとも思いました。シドニーで、もしくは東京で、直接お会いできる日が本当に楽しみです。
あっという間の一年でしたが、振り返ると楽しいことも幸せなこともたくさんあったなぁという感じです。3年目の海外生活は英語に困ることもほぼなくなりました。（上達したと言うよりは、今の生活に足りるという感じ。）
なんならどこに住んでもそんなに変わらないんじゃないかと思うくらい、今ある暮らしを受け入れて楽しむようになってきました。必死だった1年目の頃に比べるととても穏やかです。新年を迎えるけれど新年の目標などは決めず、この平穏な心でいられることが何よりだと思っています。
そしてこの小さなブログも開設から1年8か月、この記事が160記事めとなりました。読んでくださった方、本当にありがとうございます。
みなさま、良いお年を！
