シドニーで過ごす3度めのクリスマス。世の中のホリデーシーズンに忙しい仕事をしている我が家は、まとまったお休みを年明けに取ることにしています。
とはいえ少しでもクリスマス気分を味わいたいと思い、家から3kmの「オボロ ウルムルー」というホテルに一晩だけ宿泊しました。
オボロは香港に本社があるホスピタリティ企業で、オーストラリアではシドニー、メルボルン、ブリスベン、キャンベラにホテルがあります。カクテルタイムを始めとした宿泊特典が色々あり、泊まるだけで楽しめそうと思ったのが選んだ理由です。
今回宿泊したオボロは、オペラハウスもハーバーブリッジも見えない穏やかな埠頭にあります。1910年代前半に造られたフィンガーワーフというこの建物、世界最長（400m!）の木造埠頭なのだそうです。
主に羊毛の輸出として使われたこの埠頭は1990年代に取り壊しが決まったものの、他方からの反対により解体中止に。その後の再開発で、273室の3つ星ホテル、アパートメント、レストラン、ボートマリーナが組み込まれ、骨組みの大部分はそのまま残されました。
オボロ ウルムルー。カタカナ表記も発音もイマイチ正解が分からないのですが、この「ウルムルー」という変わった地名は、アボリジニの言葉で「豊収・大漁」といった意味なのだそうです。
私たちはこんな2日間を過ごしました。
15時チェックイン。レセプション横にはおやつステーションがあり、グミやマシュマロを食べながらチェックインを待つことができます。ビビットカラーの食べ物を口にできなかった私の横で、夫は舌を真っ青にしながらモグモグしてました。
お部屋の準備ができました。（実は約束の時間に部屋ができていなくて、ラウンジでワインをいただきました。）
エレベーターで5階へ上がります。
スモールラグジュアリーがコンセプトのカラフルでポップな館内。歴史ある建築物とモダンデザインの融合がとても素敵です。
吹き抜けになった各階の廊下からは、レストラン「Alibi」が見えます。
そしてお部屋は…
おしゃれ！かわいい！
同じ間取りでもデザインが何種類もあり、どんなお部屋か楽しみにしていました。
窓の外はすぐ海！
広いお部屋のおしゃれなインテリアを見て周り、アレクサで一通り遊んだあとはプールとジムへ向かいました。
お昼に食べたお寿司のカロリーを消費しようと走ったり泳いだりする夫を見ながら、プールサイドで昼寝をする私。水音を聴きながらウトウトと、とても心地よかったです。
ジムから戻ると、ハッピーアワーの時間になりました。
宿泊者は2階のラウンジでビールやワイン、カクテルなどを無料で楽しむことができます。普段あんまり選ばないカクテルなんかを飲んでみたり。
夜ご飯をこのままラウンジで食べることもできますが、まだあまりお腹が空いていなかったので部屋に戻って先にお風呂タイムにしました。大きなバスタブでゆったり長風呂。
その後はルームサービスで夜ご飯を注文しました。
メニューは全てヴィーガンで、お肉はもちろん卵や乳製品も使われていません。椎茸マッシュルームをお肉のようにしたナチョスが美味しかったです。（写真を撮り忘れたことに食べ終わってから気がつきました。）
そしてこれもオボロの宿泊特典の一つで、部屋のドリンクが全てフリー！ルームサービスのお料理と一緒に、ビール、白ワイン、赤ワインを順番に美味しくいただきました。
それからこんなおやつバックも付いてきます。（もっと入ってたけど少し食べちゃった。）
ネットフリックスを見ながらごはんを食べてお酒を飲んで、ソファーでそのままうたた寝という、結局家とあまり変わらない過ごし方。それでもホテルに泊まるというワクワク感と非日常感をたっぷり味わいました。
翌朝は8:00に起床し、朝ごはんを食べにレストランへ。フルーツ、サラダ、パン、ヨーグルトなどのブッフェと卵料理のホテル朝食です。
混み合っていたので写真が撮れず、上階からパシャリ。
その後はチェックアウトの時間まで朝風呂したり、ゴロゴロしたり、ぼーっとしたり。
もう一泊したいなぁと思いつつ、足りないくらいが丁度いいと言い聞かせてホテルを後にしました。
ホテルから徒歩15分ほどのニューサウスウェールズ美術館へ。広い館内をあてもなく歩き、絵を見たり映像を見たりしながらゆるゆると過ごしました。
その後は自分たちへのクリスマスプレゼントとしてAesopで好きなものを一つずつ買い、夕方帰宅。
しっかりリフレッシュして充電完了です！近場に宿泊したことで移動に時間がかからず、のんびり過ごせた2連休でした。
いそがしい12月、がんばって乗り切ります。
ハッピーホリデー！
