オーストラリアにお住まいの皆さんは、洗濯洗剤に何をお使いでしょうか?
私は、洗剤が高くて重いのと詰め替え用がなくてプラボトルのゴミが毎回出てしまう事に辟易し、数か月前からソープナッツの使用を開始しました。
近頃は洗剤売場を素通りしていたのですが、先日Lectric Washing Sodaという袋入りの粉を発見。オーストラリアに来てすぐ、洗剤ジプシーになっていた頃になぜ見つけられなかったかと悔やまれるくらい万能な粉だったので、使ってみた感想などまとめてみました。
レクトリックウォッシングソーダ
レクトリックウォッシングソーダは、50年以上に渡りオーストラリアの掃除アイテムの定番として使われてきた製品だそうです。100%天然炭酸ナトリウムでできており、着色料や香料は含まれていないナチュラルな洗剤。
家じゅうこれ一つでOKと言っていいほど万能なため、たくさんの洗剤を買い揃える必要がありません。それなのに一袋(1㎏)3.99ドル。
ウォッシングソーダとはなにか?
日本ではセスキ炭酸ソーダを用いてナチュラルクリーニングを実践していたのですが、オーストラリアではそれらしいものが見つけられず1年半が経過。このウォッシングソーダを見つけた時に「これはもしや!」と思って調べてみると、セスキ炭酸ソーダと同じように使えることが分かりました。
ウォッシングソーダ=炭酸ソーダは炭酸塩の一種で、炭酸ナトリウムとも言います。重曹、セスキ炭酸ソーダに比べてもph値が高く、家庭用アルカリ剤の中では最強。でも、重曹やセスキ炭酸ソーダと同じ無機物なので、環境中に放出されても生分解不要で環境に負担をかけにくい性質なのだそうです。
また、強い脱脂力ゆえに使用量が少なくてすむため、上手く使えばコストダウンにもなります。
得意な汚れは、
- 皮脂や垢など軽い汚れの洗濯
- 血液汚れ
- 台所のベタベタ汚れ
- ひどい油汚れの下処理
- 取っ手やスイッチなどの手垢汚れ
苦手な汚れは、
- 激しい泥汚れ
- 機械油や口紅などの頑固な油汚れ
- 衣類のシミ
参考:炭酸ソーダとは | 炭酸ソーダ(炭酸塩) | 基本アイテム | アイテム事典 | ナチュラルクリーニング百科事典
ウォッシングソーダの使い方一例
公式ウェブサイトには、家の中50箇所近くの掃除が可能だと記載がありました。希釈によって強力な洗剤にも穏やかな洗剤にもなります。
私はこれらを踏まえ、洗濯の補助剤、バスルームやキッチンの掃除用として使い始めました。
洗濯時の洗浄力アップ
ソープナッツの小袋と、お湯で溶かしたウォッシングソーダ50gを洗濯機に投入しています。お湯で溶かす際、香りづけ少々と抗菌作用を期待してティーツリーオイルを7~8滴ドロップしています。その後通常通りに冷水洗濯。私にとっては問題なく仕上がっていますが、良い香りや柔軟剤のフワフワ感は皆無。
300g~500gのウォッシングソーダと500㏄のヴィネガーで洗濯槽のお掃除もできます。
バスルームやキッチンの掃除
ウォッシングソーダの粉末をそのままかけてブラシやセルローススポンジでこすり洗いしています。それで落ちない汚れはクエン酸の粉をふりかけてこすればだいたい落ちます。
公式ウェブサイトにはミラクルスプレーという、水や酢を加えて作るオールラウンドなスプレーのレシピも載っていました。
レクトリックウォッシングソーダ、もっと早く知りたかった!今後も使い続けます。