5月のシドニーは朝晩はかなり冷え込み、すっかり秋が深まっています。ひと月半ほど前から、スーパーでよく栗を見かけるようになりました。甘いか分からなかったけど、初めて買って栗ごはんを作ってみたら、とっても美味しくできました。
甘みがあって美味しかったオーストラリア産の栗
わりと大粒な栗を15粒ほど買ってきました。この日は10.9ドル / kgでしたが、前回は特価で9.9ドル / kg。15粒は250gちょっとだったので、3ドルほどで購入しました。
皮むきは大変な作業です。実に火が通らない程度(炊飯前に完全に火を通しては栗の香りが飛んでしまうそうです)、3分ほど熱湯で茹でると少しむきやすくなります。包丁等を使いながら外皮と渋皮を取り除きます。
15粒でも小一時間かかるのですが、何も予定のない午後に一度見たテレビドラマなどを流し見ながら黙々とする皮むきが、私はわりと好きです。
皮がむけました。途中で崩れてしまうものもありますが、あまり気にしません。
味付けはシンプル。みりん、塩、昆布だしのみで2合のお米と炊きます。こちらのレシピを参考にしました。
ほくほくな栗ご飯が炊けました。自然な栗の甘みが感じられてとても美味しいです。オーストラリア米だったら、お水少し多めがおすすめ。
こうして私たちは栗ごはんを楽しみ日本の秋を再現できた幸せを感じましたが、オーストラリアの人たちは栗をどうやって食べるのかなと思い調べてみると、Australian Chesnutsという素敵サイトを見つけました。
30以上のレシピが掲載され、栗のある生活が紹介されています。やはりデザートやスープなどに使われたり、煮込み料理の付け合わせなどに使われることが多いようですが、中には栗と中華調味料でフィリングを作った栗餃子や、栗ときのこでパテを作ったプラントベースのハンバーガーなどユニークなレシピもありました。
残念ながら栗ごはんはなかったので、この素朴な美味しさを教えてあげたいです。
オーストラリアの栗のシーズンは3月中旬から7月くらいまで。まだ何度か栗ごはんを作る楽しみができました。
くり ♪ ♪ くりごはん ♪ ♪