晩夏のシドニーで久しぶりのオペラ鑑賞。結婚記念日とバレンタインデートを兼ねた素敵な夜のお出かけでした。
Overture Diningでのプレシアターディナー
オペラハウス内のホワイエで開かれる、観劇前ディナーを予約しました。Overture Diningというその会場はオペラ開催日のみオープンし、チケットを持っている人だけが入ることができるスペシャルな場所です。
Overture Diningは17時半に開場します。10分前に入口に到着するともう数組が待っていて、定刻に開場した後は皆でぞろぞろと赤い絨毯の上を進んで行きます。奥まった場所にある扉を抜けると、ハーバーブリッジが一望できるダイニングエリアが広がっていました。
前菜・メイン・デザートの3コースにスパークリングワインが付いてきます。なんとなくお料理の味はそこまで期待していなかったのですが、すごく美味しかったです!!盛り付けも丁寧で美しく、ボリュームも観劇前のディナーに丁度良く、大満足!
ディナー料金は、一人89ドルです。オペラ鑑賞時しか入れない特別感もあるし、オペラバー(オペラハウス下の屋外パブ)のようにカモメに食事をつつかれる心配はないし、ベネロング(オペラハウス内の超高級レストラン)よりも気軽。とっても気に入ったので、Overture Diningを全力で友人に薦める宣伝活動をしています。
食後はバルコニーで少し涼み、酔いを覚ましてから劇場へ向かいました。
オペラ「フィガロの結婚」
19時、軽やかな序曲と共にオペラ開演。私はなぜかいつも、生の楽器音が耳に入った最初の瞬間に目頭が熱くなります。フィガロの結婚は登場人物が多く、韓国ドラマばりの突飛なストーリー展開なので予習をしていって良かったです。
モーツァルトのオペラを「ガハハハハ!」と大笑いしながら観るのはオーストラリアならではなのでしょうか。舞台と客席の和やかな一体感が感じられました。英語字幕に時々置いてかれながらも、とっても幸せな3時間の観劇。歌手、オーケストラの皆さまには心からの「ブラボー!」を送りました。
今回はお値段控えめの2階サイド席にしたのですが、オーケストラピットがよく見えて、クラシック初心者の夫は喜んでいました。(彼は小学生の時に劇団四季「ライオンキング」のとりこになり、ひとりミュージカルをしていた変わった子でした。30代で暮らしたシドニーでオペラにハマり、今は家で「誰も寝てはならぬ」と「乾杯の歌」を練習しています。)
オペラハウス2022シーズンは盛りだくさん!
2021年は長期ロックダウンによりいくつもの公演が中止となってしまったオペラオーストラリア。私たちもチケットを購入していたアイーダがキャンセルとなり、悲しい思いをしました。
2022年は年明けから続々と大きなオペラの上演が続きます。トゥーランドット、椿姫、蝶々夫人。そして2022年11月にはコカトゥーアイランドでの野外オペラ「カルメン」公演が予定されており、予告動画だけでかっこよすぎて胸がドキドキしています。
お財布と相談しながら、これからもいろんなオペラを観たいです!